このところ、「PSP」の周囲が賑やかだ。1Gバイトの「メモリースティック Pro デュオ」をバンドルした「PSP GIGA PACK」をはじめ、PSP向けの動画ダウンロードサービス「P-TV」、録画番組をPSPに転送できる「おでかけ・スゴ録」、そしてPSPをロケーションフリーTVにする「LF-PK1」。携帯ゲーム機としては大きなPSPの液晶画面やネットワーク機能を活用できる製品とサービスが相次いで登場した。
おりしも街にはジングルベルが流れるクリスマスシーズン。発売からちょうど1年の節目を迎えた「PSP」は、AV機器として再評価される時期に入ったのかもしれない。というわけで、クリスマス商戦に沸く家電量販店で「PSP GIGA PACK」を購入し、まずは「おでかけ・スゴ録」と組み合わせて使ってみた。
あらためて「PSP GIGA PACK」の内容をチェックすると、PSP本体のほか、PCに接続するための「USBケーブル」、1Gバイトの「メモリースティック PRO デュオ」、「リモコン付きヘッドフォン」「ACアダプタ」「バッテリーパック」「専用ポーチ」「クロス」「スタンド」が含まれている。「PSPバリューパック」(定価2万6040円)にあったストラップはなくなったものの、USBケーブルやクロス、スタンドといった小物が充実。そして、1Gバイトのメモリースティック PRO デュオが1万円程度で販売されていることを考えれば、確かにお買い得感はある。
動画をPSPで視聴するときは容量が求められる上、前述の「P-TV」を利用する場合などは著作権保護技術に対応した「メモリースティック PRO デュオ」が必須だ。もしPSPを購入する予定があって、動画コンテンツの視聴に興味を持っているのなら、やはり現状ではGIGA PACKがベストな選択になるだろう。
「おでかけ・スゴ録」こと「RDR-AX75」は、録画番組をMPEG-4 AVCに変換して「PSP」のメモリースティック Duo(メモリースティックPRO Duo含む)に転送できるDVDレコーダー。4月に発売された「PSX」も同様の機能を持っていたが、転送時にアダプタが必要だったり、コンテンツの変換に実時間の4倍から5倍かかるなど、使い勝手は今ひとつだった。
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