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ペンタックス「*ist DL2」――シンプル操作で機動力の高い6万円のデジ一眼(3/4 ページ)

» 2006年02月28日 00時00分 公開
[PR/ITmedia]
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Kマウントの豊富な交換レンズを使用できる

 撮像素子には、これまでと同じくAPS-Cフィルムサイズの有効610万画素CCDを採用する。近ごろはコンパクトデジカメでも、600万画素以上が当たり前になりつつあり、画素数自体は特に高画素とはいえない。だが言うまでもなく、コンパクトデジカメの小さいCCDに比べると素子のサイズが大きいため、画質はワンランク上である。

 発色は、画像仕上げのデフォルトである「鮮やか」モードでは、彩度が高く、コントラストやシャープネスも強めになる。レタッチを加えずにそのまま印刷するのに適した画質傾向といえる。一方、素材感を重視したい場合には「ナチュラル」モードに切り替えると、やや落ち着いた発色になる。

 さらにメニューの設定から、彩度、シャープネス、コントラストをそれぞれ±2段の範囲でカスタマイズも可能だ。まずはデフォルトで使いこなし、撮った画像を検証しながら自分の好みや用途に合った画質設定を見つけるといいだろう。

 以上のように、*istDL2はエントリー向けのデジタル一眼レフ機として必要十分な機能と装備を備えている。それでいてボディの実売価格は6万円前後は、非常にリーズナブルだ。標準ズームを合わせたレンズキットでも実売は約8万円である。

 すでにコンパクトデジカメを所有しているユーザーが、初めて買うデジタル一眼レフ機にうってつけかもしれない。個人的には複数のデジタル一眼レフ機を持っているが、この価格ならもう1台という物欲に悩まされる。海外取材が多い筆者にとっては、小型軽量ボディと電池の汎用性が何よりも大きなポイントだ。

 それに、ペンタックス製のレンズには、他社にはない魅力的なレンズが数多くある。中でも、昨年末に登場した魚眼ズーム「DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5ED[IF]」は実に楽しいし、使い勝手がいい。最後に、この魚眼ズームと標準ズームで撮った作例を紹介しよう。

photo 撮影メニューの画面。画像仕上げで2モードを選べるほか、彩度、シャープネス、コントラストの調整が可能
photo 今回の作例で使用した標準ズームの「DA 18-55mm F3.5-5.6AL」(左)と、魚眼ズーム「DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5ED[IF]」(右)。このほかフィルム時代からのレンズも含め、KAF2、KAF、KAマウントの豊富な交換レンズを利用可能

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提供:ペンタックス株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年3月31日