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» 2006年03月06日 18時48分 公開

「リモコンソーサー」で家電をリモコン操作してみたレビュー(2/2 ページ)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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 学習させてみたところ、テレビやDVDレコーダー、エアコンなど、わが家の電化製品の中に学習できないものはなかった。とくにエアコンは双方向リモコンのため心配していたが、問題なし(過去に学習できなかった例がいくつかあった)。さすが「クロッサム」シリーズのスギヤマエレクトロンといったところか。

 実際に外出先からFOMA「SH900i」を使用して接続してみた。操作は、テレビ電話が繋がった状態で、「#0」とチャンネル番号を組み合わせて入力するだけ。動作状況はテレビ電話の画面から伺うことしかできないのだが、少なくともテレビ、DVDレコーダー、エアコンは正常に動作してくれた。操作時のタイムラグは2〜3秒といったところで、とくに気になるレベルではない。

 また、赤外線リモコン対応の照明器具がなかったため、代わりにアンプの連動電源を使用して照明器具を設置してみたのだが(アンプの電源オンで照明が点く)、こちらもうまくいった。携帯電話の画面内で部屋が明るくなったり、エアコンの送風口が動いたりする瞬間を確認できるのは安心感があっていい。

photo 社内から自宅へアクセス中
photo 受信側端末では、遠隔監視機能実行中を示す「REMOTE MONITORING」の文字

 しかし、悩ましいのはチャンネル数だ。スペック上は「8機種を操作できる」のだが、そうすると1つの機器に割り当てられるチャンネルは1つ。電源を入れるだけでお終いだ。マクロなどもサポートしていないため、防犯のために外出中に照明を点けるとか、帰宅前にエアコンを動かすといった限られた用途なら十分に対応できるものの、それ以上のことを求めるのは難しい。

 試しに「外出先からDVDレコーダーで録画予約」という使い方を考えてみた。受信側FOMAのカメラがテレビ画面を撮影できるように設置し、リモコンソーサーの8つのチャンネルには「テレビ電源オン/オフ」「テレビ入力切替」と、録画予約に必要な「EPG起動」と「上」「下」「左」「右」の方向ボタン、さらに「決定」ボタンを学習させる。もうチャンネルは一杯なので、DVDレコーダーは常時電源オン状態とする。これで「FOMAの画面でEPGを動かし、録画予約する」という壮大なシステムが完成した。

photo 左は東芝「RD-X4」、右はパイオニア「DVR-710H」のEPG画面。ラテ欄タイプのDVR-710は、なんとか文字が判別できるレベルか。ハイビジョンテレビ&デジタル放送EPGだったら、もっと綺麗に見えるかもしれない

 結果的にリモコンソーサーは完璧に動作してくれた。しかし、携帯電話の液晶画面に表示されたEPGは明らかに解像度不足で、よく見えない。EPG画面のデザインやテレビの表示能力(今回はブラウン管テレビ使用)にもよるだろうが、少なくともわが家の環境では番組名を判別できず、実用的ではなかった。また、テレビの前にリモコンソーサーや携帯電話を置いておくのも邪魔なので、すぐに撤収。やはり現実的な使い方ではなかったようだ。

 録画予約には失敗したが、リモコンソーサーと携帯電話の組み合わせは、手軽なホームセキュリティ&オートメーションの手段としては評価できるものだ。従来のネットワーク監視カメラなどより遙かに設定が簡単で、携帯電話が繋がる場所ならどこからでもアクセスできる。携帯電話というインフラの信頼性が、そのままシステムに対する安心感に繋がる。

 問題はやはり、FOMA端末が2台必要という点だろう。ファミリー割引などを適用すれば安くなるとはいえ、やはり1人で2回線を維持するのは難しい。したがって、既に「Nevica-F」「AirView2」を使用していたり、あるいは余分な回線を所有しているヘビーユーザーが第1のターゲットになると思われる。

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