カシオ計算機は3月7日、コンパクトデジカメ「EXILIM」シリーズの新製品として600万画素CCDを搭載した「EXILIM ZOOM EX-Z60」を4月14日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。
新製品は光学ズームレンズを搭載した「EXILIM ZOOM」のエントリーモデルながらも、厚さを2センチ以下(19.8ミリ)に抑えたほか、手ブレと被写体ブレを軽減する「アンチシェイクDSP」と2.5インチの背面液晶を搭載するなど、新型機種のトレンドを押さえた作りとなっている。
エントリー向けモデルということで、通常のメニュー表示に加えて、必要最小限度の撮影機能をガイド付きで説明する「easyモード」も備えた。同社製品の特徴のひとつ、「ベストショット」は33種類を備えるほか、AFとマクロのモードを自動的に切り替える「オートマクロ」や露出バランスの崩れを教えてくれる「露出警告」、フラッシュでも足りない光量を補う「フラッシュアシスト」なども備えている。
CCDは1/2.5インチ有効600万画素で、35ミリ換算で約38〜114ミリの光学3倍ズームレンズを組み合わせる。本体サイズは95.2(幅)×60.6(高さ)×19.8(厚さ)ミリで、上部側面が丸みを帯びたデザインとなっており、スリムさを強調している。
画像処理エンジンは「EXILIMエンジン」で、手ブレと被写体ブレを軽減する信号処理技術「アンチシェイクDSP」も備える。このアンチシェイクDSPは高感度&高速シャッタースピードによって、静止画撮影時の手ブレや被写体ブレを軽減するという。レリーズタイムラグは0.002秒、再生間隔は0.1秒と動作も高速だ。
640×480ピクセル/30fps(MotionJPEG形式)の動画撮影も可能で、動画の9コマ(もしくは1コマ)を静止画に変換する「モーションプリント」、不要なシーンをカットする「ムービーカット」機能なども備えている。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | EXILIM ZOOM EX-Z60 |
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有効画素数 | 600万画素 |
撮像素子 | 1/2.5インチ、総画素数637万画素CCD、原色フィルター |
レンズ | 非球面レンズ含む5群6枚 |
ズーム | 光学3倍/デジタル4倍(併用時12倍) |
焦点距離 | 6.3〜18.9mm(35mm換算:38〜114mm)、F3.1〜5.9 |
記録メディア | 内蔵メモリ(8.3Mバイト)、SDメモリカード/MMC |
液晶モニター | 2.5インチTFT(11万5200万画素) |
電源 | 専用リチウムイオンバッテリー |
電池寿命(CIPA規格) | 約180枚 |
サイズ | 95.2(幅)×60.6(高さ)×19.8(厚さ)ミリ |
重量 | 約118グラム(本体のみ) |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:5万円前後) |
発売時期 | 4月14日 |
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