ユーザー同士が手持ちのCDを1ドルで交換できる新サービス「la la」が3月7日、米国で発表された。
la laは共同創業者のビリー・アルバラド氏とアンセルム‐ベアード・スミス氏が、Bain CapitalとIgnition Partnersから900万ドルの出資を受けて設立した。「音楽ファンが手持ちのCDを自分が欲しいCDと1ドルで交換できる初のオンライン音楽サービス」をうたっている。
lala.comのサイトで登録した会員同士がCDを交換でき、購入したCDはla laが提供する封筒で郵送される。現在アルバム180万枚をそろえ、中古CDのほか、新作アルバムとデジタルアルバムのダウンロード販売も行う計画。
サイトは現在β版が公開されているが、今のところ既存会員の紹介を通じてのみ会員登録を受け付け中。向こう数週間以内にβ版の対象を拡大する予定だとしている。
音楽交換をめぐってはP2Pを使った違法ファイル交換が問題になっているが、米著作権法では合法的に作成されたCDの所有者が、著作権者の許可なくそのCDを手放すことが認められているとla laは指摘する。この結果、中古CDの販売による収益はこれまでアーティストに還元されていなかったが、la laでは自主的に、収入の20%をアーティストに還元する方針だという。
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