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日立、「いいとこ観」搭載のハイビジョンレコーダー「Wooo」

» 2006年04月04日 17時11分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は4月4日、デジタルハイビジョンレコーダー「Wooo」の新製品4機種を発表した。2つのデジタルチューナーによる「デジデジ2コ録り」や最大1TバイトのHDDなどは従来モデルから継承。さらに同社のパソコン「Prius」に搭載しているダイジェスト再生機能「いいとこ観」を採用した。5月下旬に発売する予定だ。

photo 1TバイトHDDを搭載した「DV-DH1000D」。デジタルハイビジョン映像を約128時間(地上デジタル放送の場合)を録画できる
型番 HDD容量 店頭予想価格 発売日
DV-DH1000D 1Tバイト 21万円前後 5月下旬
DV-DH500D 500Gバイト 16万円前後 5月下旬
DV-DH250D 250Gバイト 13万円前後 5月下旬
DV-DH160D 160Gバイト 11万円前後 5月下旬
価格はオープンプライス

 いずれのモデルも地上・BS・CSデジタルチューナー×2系統と地上アナログチューナー×1を搭載。デジタル放送の2番組同時録画が行える「デジデジ2コ録り」機能を備えた。もちろんデジタル放送とアナログ放送の同時録画も可能だ。

 DVDドライブは、DVD-R/-RW/-RAMへの録画に対応したマルチタイプ。書き込み速度は、DVD-RAMが最大5倍速、DVD-RWは最大6倍速、DVD-Rは最大16倍速となっている。DVD-RのVR記録(CPRM対応)もサポートした。なお、DVD+R/+RWは再生のみ行える。

photo 「DV-DH500D」。上位2モデルはフロントパネルの下部をハーフミラー仕上げとした。上部にはシャイニーシルバーを組み合わせて質感を向上させている

 新たに、設定したキーワードやジャンルによって自動的に番組を検索・録画してくれる「お気に入り自動録画」を追加。また、同社製パソコン「Prius」の2005年冬モデルから搭載されたダイジェスト再生機能「いいとこ観」をレコーダーに採用している。いいとこ観は、録画番組の映像と音声を解析し、重要なシーンだけを抽出して再生時間を短くできる。各シーンは“盛り上がり度”でランクキング化されているため、視聴時にユーザーが再生時間を任意に調整できるという。

photo 再生時間は5分から30分まで5分間隔で指定可能。再生時間を短くすると盛り上がりランキング上位のシーンだけを再生する

 また、DV-DH1000DおよびDV-DH500Dが搭載しているi.Link端子は新たにMPEG-2 TSをサポート。同日発表したハイビジョンHDDレコーダー内蔵テレビと組み合わせた場合、リモコンのボタン1つでテレビ側で録画した番組をDVDレコーダーにムーブできる「Wooo で Link」機能を備えた。もちろん、ムーブした番組をさらにDVDメディアに保存(ムーブ)することも可能だ。

photo リモコンのボタン1つで録画番組をDVDレコーダーにムーブできる「Wooo で Link」。ただし、他社製品との接続はサポート外
photo 発表会場にはCMキャラクターの黒木瞳さんも駆けつけて華を添えた

 このほか、録画番組を自動的に整理して分類表示できる「ワケ録」、使用頻度の高い機能の説明や基本操作をメニュー画面に表示する「おしえてボタン」機能などを従来モデルから継承している。主な仕様は下記の通り。

型番 DV-DH1000D DV-DH500D DV-DH250D DV-DH160D
HDD 1Tバイト 500Gバイト 250Gバイト 160Gバイト
記録メディア DVD-RAM/-RW/-R
再生メディア DVD-RAM/-RW/-R/+R/+RW、DVDビデオなど
チューナー 地上/BS/CSデジタル×2、アナログ地上波
入力端子 S端子/コンポジット×3系統
HDMI出力 1系統
D4出力 1系統
S端子/コンポジット出力 1系統
外形寸法 432(幅)×300(奥行き)×69(高さ)ミリ
重量 約6キロ 約5.2キロ
店頭予想価格 21万円前後 16万円前後 13万円前後 11万円前後

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