数年ぶりに新製品が登場した“DVDウォークマン”。厚さ3センチ程度ボディに7V型液晶ディスプレイを搭載したポータブルDVDプレーヤーだ。付属のクレードルはステレオスピーカーを搭載しており、本体を載せるとコンパクトなデスクトップAVシステムができあがる。
DVDウォークマンといえば、2001年にプレーヤー部と3.5型の液晶ディスプレイ部を分離した「D-VM1」が発売され、斬新なスタイルで話題を集めた。しかし10万円と高価だったこともあってビジネス的には苦戦。後継機種はリリースされなかった。
5年ぶりの再挑戦となる“DVDウォークマン”「D-VE7000S」は、プレーヤー部と液晶ディスプレイを一体化したコンパクトなスタイルに変身した。外形寸法は、193.7(幅)×136.3(奥行き)で、厚さを除くと、ほぼ“DVDパッケージサイズ”だ。厚さは32.7(突起部含む)ミリ。少し盛り上がったバッテリー部を除けば、ちょうどDVDソフトを2枚重ねて角を落としたようなイメージだ。
ブラックとシルバーのツートンカラーはAV機器らしく、画面横の「W.」(トレードマーク)もオシャレだ。このマークはステータスランプを兼ねており、通常使用時は緑、スタンバイ状態のときは赤、充電中はオレンジといった具合に色が変わる。DVDディスクを読み込んでいるときに3色が移り変わるギミックも面白い。
7V型の液晶画面は、同社の「PSP」と同じようにクリアなアクリル素材で守られており、見た目もいい。折り畳むことができない同機の場合、移動中でも液晶画面がむき出しのため(専用ポーチは付属している)、傷がつきにくい画面は必須だ。ただ、画面への映り込みが激しいのと指紋が付きやすい点はマイナスだろう。
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