――ユーザーは主にどんな方が多いのでしょうか。
鈴木氏: 個人で購入されてリビングで使われる方が多いようです。元の製品コンセプトのまま、日本で受け入れられるか半信半疑でしたので、ちょっと意外でした。皆さん広いお家に住んでいらっしゃるんですね。(笑)
また、既に1台目のスピーカーシステムやDockステーションをお持ちの方が多いようです。PSP-MSSTWはiPodの充電は可能ですが、PCと接続して同期させることができません。曲を転送する場合はデスクトップ側のシステムを使い、日々の充電やリビングで曲を楽しむ場合にPSP-MSSTWを使うという方が多いようです。
――4月にホワイトモデルを発売されました。iPod用と考えると、ホワイトモデルはもっと早く出ても良かったのではないでしょうか。
鈴木氏: 試作品を見たときから、私個人もiPodと同様のホワイトモデルが欲しいと思っていました。しかし、この大きさでiPodと同じようなホワイトだと、部屋に対して「浮く」というか、違和感が出てしまうんです。その為これまでは無難なシルバーモデルのみのラインアップとなっていました。しかし、購入者様からホワイトモデルが欲しいという声があったこと、日本でも予想以上の出荷数で市場が存在することが確認できたことから、改めてホワイトモデルを企画しました。
PSP-MSSTWはヘッドユニットとベースユニットから構成されていますが、同じ「ホワイト」に揃わず苦労しました。それぞれ、ヘッドユニットは金型を使った成型品、ベースユニットは板状の部材を組み合わせた物と、加工方法が違う為に色調に変化が出てしまうんです。もちろん、製品版では均一に仕上げていますのでiPodと同じ美しいホワイトとなっています。
――今後はどんな展開をお考えでしょうか。カラーバリエーションの追加や、新機軸の製品投入などはありますか?
鈴木氏: デスクトップ向けのiPodスピーカーシステムとして「PSP-MSSCR」を、リビング向けとして「PSP-MSSTW」を販売していますが、近々同じシリーズの新製品を発表させていただく予定です。国内でのPSP-MSSCRとPSP-MSSTWの実績を踏まえて、企画段階から弊社が深く関わっていますので、これまで以上に日本市場にマッチした製品になると思います。iPodファンであれば、必ず喜んでいただける製品だと思いますので、楽しみに待っていて頂きたいと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR