新たにAACコーデックへ対応したことで、ATRAC/ATRAC3plus/MP3/WMA/AACの楽曲ファイルが再生可能になった(DRM処理されたWMAとAACは再生不可)。ただし、楽曲転送はドラッグ&ドロップでは行えず、添付ソフトの「SonicStage CP」を使用する。
SonicStage CPはこれまでのSonicStageをベースに、AACコーデックへの対応を追加したほか、ウォークマンAシリーズに添付されていた「Connect Player」の機能を統合したライブラリーソフト。音楽配信サイト(Mora/Yahooミュージックダウンロード)やコミュニティサイト(PLAYLOG)へのアクセスも行える。
Connect Playerは「インテリジェントシャッフル」(関連記事)など意欲的な機能を備えているものの、動作の遅さや不安定性さ、決して分かりやすいとは言えない操作性について批判されることも多かった。今回はThinkPad T42(Pentium M 1.7GHz/メモリ1Gバイト)にSonicStage CPをインストールしてみたが、起動などのレスポンスは特別軽快とは感じられないものの、かといってイライラするほどでもなかった。
CDリッピングの際にはエンコード形式をATRAC3/ATRAC3 Advanced Lossless/WAV/MP3/WMA/AACから選択可能(AACエンコード選択時のファイル形式は.3GP)で、HDDからファイル/フォルダ単位で取り込むこともできる。AACに対応したことで、iTunesのライブラリフォルダをそのまま取り込むことも可能となっている。
MusicIDを利用して波形情報を元にアルバム情報を付与する機能も用意され、その情報をもとに、Amazon.co.jp上の関連情報とジャケット画像も自動取得する機能も備えている。比較的新しいアルバムでは関連情報やジャケット画像を取得できない場合もあるが、ワンクリックでジャケット画像が検索できるのはなかなか便利だ。
そのほか、再生楽曲のアーティストに最もジャンルが近いアーティストを検索して表示する「アーティストリンク」を編集する機能も搭載する。ただ、アーティストリンク機能を利用できるウォークマンはAシリーズのHDDタイプ(NW-A3000/1000)のみで、本製品を含めたNW-Exxシリーズの製品では利用できない。
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