日本ビクターは6月19日、フルHD表示に対応したハイエンド向けホームシアタープロジェクションヘッド「DLA-HD10KS」「DLA-HD10K」を発表した。7月1日の発売で価格はオープン。店頭価格は144万円の見込み。
2005年9月に発表されたホームシアタープロジェクションシステムから、プロジェクションヘッド部を単品発売するもの。同社が独自開発した「D-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)」採用のフロントプロジェクターで、0.8型のフルHD対応D-ILAデバイスを3枚搭載し、BSデジタル/地上デジタル放送のハイビジョン放送を1920×1080ピクセルで表示できる。
DLA-HD10KSはスタンダードズームレンズを搭載し、100インチ画面で約3.29〜4.64メートルまでの投写距離をカバー。DLA-HD10Kはロングズームレンズにより約4.34〜8.3メートル投射距離となる。
電動ズームレンズはフォーカス性能を向上させた新開発のものを採用。矩形開口によるレンズ絞り「ダイナミックスクエアアパチャー」機構により、ズームポジションごとの絞りを最適化し動的絞りを使わずに2500:1という高コントラストを全域で可能にした。光出力は600ルーメンとなる。
本体はアルミ押し出し材を使用しており、左右対称のシンメトリーフォルムデザインを採用した。新開発のボディシャーシと、風の流路が明確かつ全体的に均一でスムーズな流れになる独自排気構造などにより、27デシベルという低騒音を実現している。
入力端子としてHDCP対応DVI-D端子×1を用意。本体サイズは513(幅)×549(奥行き)×169(高さ)ミリ。重さは約17キロ。電源コードとリモコンが付属する。
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