ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)は、リンクビジョンとバーテックス リンクの2社と共同で、ネットワーク接続不要な業務用VoDサービス「LinkVision」(リンクビジョン)を7月中旬より開始する。
このサービスは、リンクビジョンとバーテックス リンクが共同開発したHDD搭載端末「MediaWiz DMS」にタイトルを収納して提供する。端末は100GバイトのHDDを搭載しており、2時間程度の映画ならば100タイトル程度が収納される。スタンドアロンで機能するため、動画配信サーバや高速回線を用意する必要がなく、病院やウィークリーマンションなどこれまでVoDサービスの導入が難しかった施設にも導入が可能になる。
JDC信託はリンクビジョンと共同でサービス全体の企画立案を進めるほか、コンテンツの編成や供給を行う。ハリー・ポッターシリーズや角川映画のホラーシリーズなど人気の高いコンテンツを50以上、毎月提供する予定。コンテンツの書換は専用端末経由で行われ、コンテンツ自体も内蔵HDDに暗号化されたかたちで収納されており、分解などをされてもコンテンツの流出を防げる。
端末はレンタル形式で利用施設へ貸し出され、料金はコンテンツ使用料金を含めて月額固定制となる。同社では初年度に1万2000台の端末設置を見込む。
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