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» 2006年06月29日 11時10分 公開

第51回 デジ一眼と交換レンズの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/5 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

 3番目はレンズの大きさや重さ。今書いたばかりだけど、いいレンズは高くて重い。大きくて重いと持ち歩きが辛かったりする。

 でも軽くて小さくて安くて明るいレンズもある。それはズームがない「単焦点レンズ」だ。ズーム機構がない分シンプルで安くて軽くて明るくていいレンズが作れるというわけ。お散歩用に28ミリや35ミリの軽くて安いレンズをひとつ持ってもいいかも。

35ミリF2のレンズをD200に付けてみた。単焦点のレンズならコンパクトで軽いものもたくさんある

 4番目は撮影最短距離。コンパクトデジカメだと「レンズ前5センチ」なんてのが当たり前だが、一眼レフの世界だとちょっと違う。まず基準が「レンズ前」じゃなくて、カメラの撮像素子面から何センチなのだ。

 例えばニコンの18〜70ミリのズームレンズは最短撮影距離が38センチ。遠いと思うかもしれないが、レンズの長さは約7.6センチ、そこから撮像素子面まではアバウトに4センチちょっとくらいなので、レンズ前からはまあ26〜7センチくらいということになる。撮影距離はズーム全域で変わらず、さらにこのレンズは(というかこのクラスの低価格レンズはみなそうだが)、望遠側にするとレンズがググっと長くなるので、「レンズ前」って基準で考えるともっと近くなる。

 「マクロ対応」のレンズもある。マクロ撮影がよりきれいにできるよう設計された単焦点のマクロレンズもあるし、例えばシグマの「17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO」というレンズは最短撮影距離が20センチ。レンズやボディの長さを考えればかなり近寄れる。望遠側にすればレンズ前3センチ(ワーキングディスタンスという)とギリギリまで寄れるのだ。

 よって、マクロ撮影をしたいときは最短撮影距離にも注意すること。

 5番目は手ブレ補正機構。αシリーズのようにボディが手ブレ補正機能を持っていれば話は別だが、そうじゃない場合は手ブレ補正レンズか否かが大きい。手ブレ補正機構がついているとちょっと高価で結構重くなるのでその辺も加味して考えたい。

 キヤノンでは型番に「IS」と付いているのがそう。いち早く光学式手ブレ補正レンズを投入したキヤノンは、一番たくさんの手ブレ補正レンズを用意している。

 ニコンは「VR」と付いているもので、最近やっと増えつつある。18〜200ミリという高倍率のズームにVR機構を入れたレンズが便利。

 ではいろんなレンズで撮った写真を見ながら焦点距離の話をしよう。

標準〜望遠レンズで大きく撮ろう

 一般にレンズの焦点距離は、魚眼-超広角-標準-中望遠-望遠-超望遠って感じでアバウトに語られる。これにズームか否か、ズーム倍率がどのくらいかが絡んでくるわけだ。

 標準は35〜50ミリ(35ミリフィルム換算の数値)で、この辺をメインにしたレンズを「標準ズーム」と呼ぶ。中には広角(28ミリ相当くらい)から望遠(200ミリ相当くらい)という高倍率ズームもある。1本で全部まかなえるという点で持っていると便利。

 では実際の写真を見ながらいこう。

 まずはタムロンの28〜75ミリでF2.8という大口径ズームレンズ。「SP AF28-75ミリ F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO」という長い名前だが、レンズの種類やクオリティなどを表す表記がずらっと並ぶからだ。最短撮影距離がズーム全域で33センチと近寄れるので、わたしはいつも製品撮影に使っている。望遠側だとこのようにかなり大きく撮れるのだ。

75ミリ(112ミリ相当)

 次は35ミリの単焦点レンズ。35ミリF2で、単焦点なので低価格で小さくて軽い。クオリティも高いのでちょっとしたスナップにお勧めできる。最近はズームレンズばやりだが、1本持っていると楽しめる。

35ミリ(52ミリ相当)

 今一般的にレンズキットで使われているのが、18〜55ミリ(28〜80ミリ相当)や18〜70ミリ(28〜105ミリ相当)といった価格も大きさも手頃なコンパクトなズームレンズ。

18-70mm/F3.5-4.5。D70sのレンズキットに付いてくるレンズで撮ったものだ

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