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これぞフルモデルチェンジ――進化したLinkPlayer「AV-LS300DW」レビュー(1/4 ページ)

» 2006年06月30日 16時36分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「AV-LS300DW」は、PCなどネットワークで接続された機器に保存されたコンテンツを再生できるネットワークメディアプレーヤーだ。アイ・オー・データ機器では「AVeL Linkplayer」としてシリーズ化しており、ハードウェアを含んだモデルチェンジとしては3代目の製品となる。

photo これが「AVeL LinkPlayer」の3代目となる「AV-LS300DW」。先代よりもむしろ「地味」にデザインになったが、他のAV機器とのマッチングは悪くない。価格は3万7000円で6月末に出荷を開始する予定だ

 旧モデルの「AVLP2/DVDG」(「AVLP2/DVDG-2」はソフトウェアのアップデートのみ)と比較すると、対応フォーマットなどに大きな変更はないものの、「共通点はデコードチップのみ」といえるほど、ハードウェア、ソフトウェアともに刷新されている。なお姉妹モデルの「AV-LS300D」(3万3800円、7月中旬発売)はワイヤレスLAN機能のみが省略されており、出力機能なども含めてほかに相違点はない。

photo 先代「AVLP2/DVDG」(上)との比較。幅や厚みじはほぼ同じだが、奥行きはぐっと短くなった。前面パネルのデザインもログマークなどが控えめとなり、AV機器とのマッチングが良さそうだ

 デザインは、大きく変更された。旧モデルが前面にミラーパネル採用するなど少々尖がったイメージだったが、本製品では黒のアクリルパネル+艶消しのシルバーと、DVDレコーダーなどにも良く見られるデザインに変更され、デザイン面でも一般的なAV機器との親和性を強く意識したようだ。操作ボタン類は、トレイ開閉ボタンのみを目立たぬように配置し、全体に極めてスッキリしている。

photo 前面左側に電源ボタンと2つのUSBポート、文字表示も可能なディスプレイを配置。ディスプレイ部はメニュー階層などを表示するが、コンテンツ再生時は再生位置のみを表示する。表示を無効にすることもできる。DVDドライブ(左)は中央より少し右寄りに配置

 リモコンも家電ライクなまったく異なるデザインに変更された。中央に大き目の4方向キー+決定キーを持ち、この周囲のキーだけでメニューや一覧操作を操作をほぼ完結できる。国内家電メーカーのテレビの基本操作も可能で、DVDレコーダーなどのリモコンと比較しても遜色ない機能と操作性を実現した。

photo 本体同様に完全にデザインが刷新されたリモコン。中央部に利用頻度の高い機能が集中しており、親指の届く範囲内でほとんどの操作を行える

 AV出力は、先代と比較するとアナログ音声出力が1系統削られた形になるが、代わりにHDMI出力が追加。HDMIはHDCPにも対応しており、市販のコピーガードが施されたDVDビデオもD3/D4出力解像度にアップスケールして再生が可能だ。

photo 映像はコンポジット/S端子(S2対応)/D端子(D4出力対応)、音声はアナログ1系統+光デジタル出力を装備し、これにHDMIがくわわる
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