デザインやハードウェア以上に大きな変更となったのが操作性、つまりソフトウェアだ。冒頭でも触れたが、上下ボタンで機能やコンテンツの選択、左右ボタンで階層移動が基本となり、ソニーの「スゴ録」などを彷彿とさせるユーザーインタフェースになった。また「戻る」キーの挙動もブラウザのように「直前の画面」ではなく、あくまで階層を遡る。より自然な動作だ。
旧モデルでもサーバソフトに「Advenced Server」を用いた場合に利用できたレジューム再生の機能も拡大された。最新の10件の動画コンテンツに対して有効になり、再生位置を記憶していることを一覧でも確認できる。サーバーソフトに「Dixim」を利用している場合に限定されるが、本製品の電源をOFF/ONしても有効であるなど、実用性は高い。
基本操作もより充実した。DivX、WMVといった動画ファイルでも、「早戻し」や「早送り」が快適。2x/4x/8x/20x/50xという選択可能な速度に対し、ほぼリニアに動作するようになった。またDivXでは初回動作時に発生していたバッファリングの時間もなくなっている。さらに「スキップ」ボタンを使った15秒スキップも、MPEG、DivX、WMVすべてでほぼ正確に動作するようになった。プライベートルームでPC録画したテレビ番組を本機で再生するような場合でも、CMスキップ操作が楽だ。
音楽再生機能にも専用画面が表示され、より“らしい雰囲気”になった。再生中でも同一画面の一覧内なら再生を停止せずにフォーカスを移動し、次に再生する曲を選択できる。画像再生もサムネイル一覧となり、より一覧性が高くなった。D3/D4出力(HDMI含む)では最大1280×780ピクセルでの表示が可能だ。
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