イング氏: これはSport Kitと直接関係しませんが、自動車メーカーのホンダがiPodへの対応を表明し、日本国内で販売されている新車の約半分がiPodに対応したのも、iPodのエコシステム拡大という意味では大きな意味を持つと考えています。
iPodが標準装備のカーオーディオに対応すれば、非常にスムーズなコントロールが可能です。車にはHDDタイプのiPod、携帯用にはiPod nanoやiPod shuffleと使い分けるのもいい方法でしょう。たくさんiPodを使ってくれるとうれしいですね(笑)
――iPodのプロダクトディレクターとして、日本市場をどのように認識していますか。また、動画対応のiPodを投入したことで市場に何か変化は起きていると感じますか?
イング氏: いつも日本に来るたびに驚きを隠せません。たくさんの人が電車や街中で白いヘッドフォンをしているのを見ますから、とても重要なマーケットだと認識しています。
動画対応のiPodを2005年の10月に発表してかなりの時間が経過しました(関連記事)。動画への関心が高まっているのは感じますが、iPodはあくまでもポータブル“オーディオ”デバイスであり、その位置づけは変わりません。動画再生は優れたオプションのひとつであると考えています。
――米国のiTunes Music Storeでは多くのテレビ番組が販売されているなど、「動画を見る」という楽しみの提供には積極的であるように感じますが?
ベル氏: ユーザーは多種多彩なコンテンツを求めています。数多くの動画を販売していますが、購入された動画の大半がプロモーションビデオです。それに、日本のiTunes Music Storeも、現在はオープン時の2倍、200万曲を超える楽曲が用意されています。
わたしたちのサービスはあくまでも“Music Store”であることがお分かり頂けるかと思います。
――「iPodで動画を楽しむ」という提案を積極的にしていく予定は?
イング氏: 「どこでも音楽と動画が楽しめる」のがiPodです。動画再生だけを強調して提案することは考えていません。
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