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キヤノン、最軽量の縦型HDVビデオカメラ「HV10」を発表新ブランド名は「iVIS」(2/2 ページ)

» 2006年08月02日 19時30分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 同社初の縦型ボディを採用した「HV10」は、容量390cc/重量440グラムの「HDVカメラとしては世界最小、最軽量モデル」(キヤノン)だ。レンズは光学10倍ズーム。ガラスモールド非球面レンズでユニットの小型化を実現しながら、水平解像度800TV本の映像描写が行えるという。光量を自動調整するグラデーションND(減光システム)を改良し、強い日差しなど明るい場所でも撮影で発生しやすい解像度の低下を抑えた。

photophoto HV10の操作部。電源ダイヤルや撮影ボタンなど頻繁に利用するスイッチ類はすべて右手親指。ズームレバーやフォトボタンは人差し指で操作するのに適し場所に配置した。液晶モニターは2.7型ワイド。フラッシュやミニビデオライトも搭載する

 また、コントラスト検知とセンサー測距を併用してピント合わせを高速化する「スーパークイックAFモード」、マニュアルフォーカス時にボタン操作1つでモニター中央部の映像を拡大し、被写体の輪郭を強調表示する「フォーカスアシストボタン」などにより、高いフォーカス精度を求められるハイビジョン撮影をサポート。手ブレ補正には、カメラの揺れに合わせてレンズを並行移動させるシフト式の光学手ブレ補正技術を採用し、従来では検出が難しかった低周波の手ブレや、車に載って撮影する場合の早い揺れなど、幅広いブレを検知して補正するという。

 映像処理エンジンには、上位モデルと同じ「DIGIC DV II」を搭載。動画撮影中の静止画撮影(16:9モード)にくわえ、撮影した動画の再生中に「フォトボタン」を押して静止画を切り出し、miniSDに保存することもできる。

 外形寸法は、約56(幅)×104(高さ)×106(奥行き)ミリ。重量は約440グラム。本体のインタフェースは、HDV/DVの4ピンコネクタ、ミニAV端子、コンポーネント端子(特殊D端子、出力のみ)、USBなど。付属のバッテリーパック(BP-310)では、液晶モニター使用時で約1時間15分のHD撮影が可能だ。

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