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インタビュー
» 2006年08月25日 10時52分 公開

海辺や雨天でも気軽に動画撮影――「DMX-CA6」の担当者に聞く(3/3 ページ)

[永山昌克,ITmedia]
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――液晶部分は左右に開閉しますが、従来のXactiとは異なり、上下方向には回らないのは惜しいですね。また三脚穴を省いたこともちょっと気になります。

奥氏: 液晶の上下回転と三脚穴は、防水機能およびサイズとの兼ね合いで残念ながら断念しました。仮にこれらを実現してボディが大きくなるより、コンパクトなボディを優先したのです。ただし、有効600万画素CCDや光学5倍ズーム、ステレオマイクなどの主要スペックは、従来のDMX-C6の性能を受け継いでいます。またバッテリー持久力など、従来より進化した部分もあります。

動画にも高画素化のメリットがある

――これまでのXacti Cシリーズと同じく、内蔵ストロボがレンズの下にあることについてはいかがでしょうか。ストロボの影が不自然になりませんか?

奥氏: レンズとストロボの距離が離れていれば、下からの光では不自然な影が生じますが、Xactiの場合はかなり近接していますので、われわれがテストした範囲ではほとんど影響はありません。ただ、写真にこだわる人にとって、外観から受ける印象としてストロボが下にあるのはおかしい、という意見は確かにあります。なので、できれば上に付けたい気持ちもありますが、実用性やサイズとの兼ね合いから、このスタイルを採用しています。実用上は何ら不都合はありません。

――DMX-C6などでは着脱式のレンズキャップがありましたが、今回のDMX-CA6では省かれましたね。

奥氏: レンズの手前にコーティングした強化部材を入れていますので、キャップがなくても、レンズむき出しではありません。通常の使用でキズが付く心配はまったく無用です。たとえホコリが付着しても拭き取ったり吹き飛ばせばOKです。

――初代機DMX-C1は有効320万画素、C4は400万画素、C5は508万画素、C6やCA6は600万画素と徐々に画素数アップしていますが、これは静止画の精細感を高めるためでしょうか。記録画素数が640×480ピクセルの動画撮影にとってはオーバースペックでは?

奥氏: 静止画の画質向上はもちろんですが、動画撮影にとってもCCDの画素数を増やすのは一概に悪いこととはいえません。DMX-C6やDMX-CA6の600万画素CCDの場合、静止画では600万画素のすべてを使いますが、動画では必要な画素が少ないため、複数の画素をまとめてひとつの信号を得ています。この9画素混合技術によって感度やS/Nが高まり、暗所撮影に有利になっています。またCCDの配列に関しては、500万画素よりも600万画素のほうが動画との相性がいいということもいえます。

 個人的には飲み屋で動画を撮ったりもしますが、DMX-C6やDMX-CA6の暗所への強さはアピールしたいポイントのひとつです。しかも、感度が高いことで、逆に明るい場所では余裕が生まれ、暗所や明所を問わずトータルの画質がレベルアップしています。

プライベートでも常に持ち歩き、メモやスナップ撮影に大活躍しているという。静止画と動画の両方で撮り、自身のブログなどにアップしているとのこと

――奥さんにとってDMX-CA6の自己採点は何点ですか?

奥氏: およそ95点です。液晶の可動が一方向のみなことでマイナス5点にしましたが、それ以外は十分に誇れる内容です。世界で初めての生活防水ムービーであり、雨や水でびしょ濡れになっても問題はありません。

 液晶の可動制限が弱点とはいっても、片手操作のワンアクションで起動できるという意味では、むしろ従来機より機動性が高まりました。そのほか、衝撃にも強いメカレス設計、SDHCメモリーカードによる4時間撮影、バッテリー持久力の向上、クラストップ級の暗所撮影性能など、自信を持ってお勧めできる性能を実現できました。

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