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ソニー、「ESシリーズ」のステレオアンプやSACDプレーヤーなど

» 2006年09月05日 16時56分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月5日、「ESシリーズ」のアンプをはじめとしたオーディオ製品3機種を11月21日より販売開始すると発表した。販売されるのは、ステレオアンプ「TA-FA1200ES」、SACDプレーヤー「SCD-XA1200ES」、2ウェイスピーカーシステム「SS-K30ED」で、価格はTA-FA1200ESが15万7500円、SCD-XA1200ESが9万4500円、SS-K30EDが5万7750円。

 TA-FA1200ESには170ワット×2(JEITA 実用最大出力 4オーム)の出力を持つフルデジタルアンプ「S-Master PRO」のほか、大容量電源トランスを搭載。電源にはひずみ感の少ない、E型とI型のコアを1枚ずつ交互に組み込む「リニア・ラップジョイントコア」方式を採用した。

photo TA-FA1200ES

 同社製マルチチャンネルアンプにも多く採用されている自動音場補正機能「D.C.A.C.」(Digital Cinema Auto Calibration)を搭載するほか、金メッキ処理された亜鉛ダイキャスト製スピーカーターミナル(上位製品「TA-DA9100ES」と同一)などの高音質パーツも利用されている。

 2chアンプだが、ドルビーデジタルやDTS、MPEG-2 AACの音声信号はマルチチャンネル信号にデコードされた後に2chのステレオ信号にダウンミックスして出力される。こうしたステップを踏むことで、DVDソフトやデジタル放送などを高音質に楽しめるという。

 インタフェースは光デジタル入力×1、同軸×3、光デジタル出力×1ほか。サイズは430(幅)×175(高さ)×430(奥行き)ミリ、約14.5キロ。

 SCD-XA1200ESはD/Aコンバーターに「スーパーオーディオD/Aコンバーター」を搭載。ひとつのICに複数の1ビットD/Aコンバーターを搭載し、各出力を加算することでひずみの平準化を行いデジタルノイズの発生を抑える。

photo SCD-XA1200ES

 2ミリ厚の金属ベースを使用したBPシャーシで耐振動性を高めたほか、偏心インシュレーターを採用することで外部からの振動にも対応する。電源部にはアナログ/デジタルそれぞれの回路専用トランスを配置。アナログ専用トランスには、磁束漏洩と振動が少なく音質の優れたRコアトランスを使用した。サイズは430(幅)×124(高さ)×390(奥行き)ミリ、約7.2キロ。

 SS-K30EDは16.5ミリのウーファーに2.5センチトゥイーターを組み合わせた、ブックシェルフタイプの2ウェイスピーカー。トゥイーターにはカーボングラファイトコンポジット振動板を採用することで、SACDのサウンドまでも正確に表現する70キロヘルツの高域再生を実現した。ウーファーには大型マグネットとアラミド繊維振動板を採用し、鋭い反応と微細振動への正確な応答を実現した。

photo SS-K30ED

 筐体はアルミダイキャストフレームが採用されており、キャビネットは曲げ木の技術をもちいたユニークなデザイン。低在波を最小化するほか、音の回折による波面の乱れを防ぐことでクリアな音を再現するという。サイズは233(幅)×431(高さ)×380(奥行き)ミリ、約9.5キロ。

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