パナソニックは9月6日、ホームシアター用液晶プロジェクター「TH-AX100」を10月10日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は22万円前後。
新製品は220ワットランプなどの採用によって「業界最高レベル」(同社)という2000ルーメンの輝度と6000:1のコントラスト比を実現。また、光源ランプやアイリスなどをリアルタイム制御する「ダイナミックアイリス」と、外部の照明レベルを感知しながら信号データを制御する「ライトハーモナイザ」を搭載することによって、明るい室内でも高コントラストの映像を楽しめる。
0.7インチの液晶パネルを搭載し、解像度は1280×720ピクセル。2倍の光学ズームレンズとレンズシフト機能を備えており、最短3メートルで100インチの投射が行え、上下約78センチ/左右約55センチの移動が可能。スクリーンサイズは40インチ〜200インチに対応する。
3原色と「沈んだ黒」を再現するため、ランプ光に適した分光特性を持つフィルター「シネマフィルター」を新開発。既存製品(TH-AE900)に比べて青空の青など、シアン系の表現力が向上したという。画質チューニングは引き続きハリウッドのカラーリスト、デビッド・バーンスタイン氏が行っている。
信号処理は入力から出力までフル10ビット処理が行われ、画素をすきまなく配置することでフィルム映像のような滑らかな映像を実現する「スムーススクリーン」も実装されている。
使用場所や視聴環境に応じて選べる7つの映像モードを搭載。暗い部屋用のシネマ1/シネマ2/ビデオ/ナチュラルと明るい部屋用のビビッドシネマ/ノーマル/ダイナミックの各モードが選択可能。ビビッドシネマは輪郭を明るく、鮮やかな画質とするモードで新機種から新たに用意されたモードだ。
インタフェースには、HDMI/コンポーネント/Sビデオ/コンポジット/RGB(ミニD-Sub15ピン)を各1系統搭載。本体サイズは395(幅)×112(高さ)×300(奥行き)ミリ、4.9キロ。
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