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派遣社員はロボット?(1/2 ページ)

» 2006年11月21日 16時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 人材派遣事業を手がけるユビキタス・エクスチェンジは、テムザックが開発した中型サービスロボットを“採用”し、日本初のロボット派遣・紹介サービスを開始すると発表した。ロボットの名前は「ユビコ」。AC電源さえあれば24時間働けるタフな派遣社員だ。

 「人材派遣業は、残業や深夜労働問題、セクハラや鬱病などさまざまな問題を抱えている。人対人ではなかなか解消できない問題を、ロボットで解決できないかと考えた」(ユビキタス・エクスチェンジの枝根英治社長)。

photophoto テムザックが開発した「ユビコ」(左)。名前の由来はもちろん「ユビキタス」。仕様としては、会津中央病院に導入された案内ロボット「T23-002」に近い。ユビキタス・エクスチェンジの枝根英治社長(右)。

 ユビコは、テムザックが開発した身長1メートル13センチのコミュニケーション・ロボット。2つの駆動輪で移動し、音声認識・発話機能を駆使して人間とコミュニケーションをとる。無線LANを介してPCからリモート操作することも可能だ。

 コミュニケーション機能では、事前に設定したシナリオに沿って簡単な対話が行える。たとえば企業の受付業務なら、来客に対して社内の部署をすべて挙げ、相手に選ばせることで認識率を高める仕組み。同様に、商業施設や美術館の案内、イベントやショップのキャンペーン活動など、プログラム次第で幅広い業務に対応できるスキル(?)を持つ。もちろんセクハラや鬱病の心配は無用だ。

 さらにユビコには、人間には真似できない得技がある。頭部のプロジェクターと内蔵DVDプレーヤーを使い、床や壁に映像を映しながら「インパクトのあるプレゼンテーション」が行える。

photophoto 腕は上下動のほかに物を掴むことも可能。握手はもちろん、ティッシュを配ることもできそう(左)。頭部のプロジェクターを使って会社を紹介する「ユビコ」(右)。首が180度回転しても大丈夫

 気になるユビコのプロフィールは次ページ。

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