ITmedia NEWS > 製品動向 >

転送速度は「PRO」の3倍 「メモリースティックPRO-HG」開発

» 2006年12月11日 14時10分 公開
[ITmedia]

 ソニーと米SanDiskは12月11日、メモリカード新規格「メモリースティックPRO-HG」を共同開発したと発表した。最高転送速度は480Mbps(理論値)で、従来の「メモリースティックPRO」の約3倍に高速化。来年1月に対応機器向けのライセンス提供を始め、来年中にメディア「メモリースティックPRO-HG デュオ」を発売する予定だ。

画像 メモリースティックPRO-HG デュオのイメージ

 PROの上位規格という位置づけで、インタフェースはPROの4ビットパラレルから8ビットパラレルに拡張した。クロック周波数は従来の40MHzから60MHzまで向上させている。最低書き込み速度は8ビット転送時は120Mbps、4ビット転送時は40Mbps。

 理路上の最大容量は32Gバイト。動作電圧は2.7〜3.6ボルトで、著作権保護技術「マジックゲート」に対応した。メディアは、31(幅)×20(高さ)×1.6(厚さ)ミリと、PROの小型版「PRO デュオ」と同じサイズになる。

 利用には専用の対応機が必要。PRO-HG対応機ならPROも利用できる互換性を備えた。PRO用の機器でもPRO-HGの読み書きはできるが、転送速度はPROと同等に下がる。

 両社によると、今年9月までのメモリースティックの累計出荷台数は約2億台(メモリースティック、メモリースティック デュオ、メモリースティック PRO、メモリースティック PRO デュオの合計)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.