東芝の“ポータロウ”「SD-P50DT」は、ワンセグチューナーを搭載したポータブルDVDプレーヤーだ。5V型の液晶パネルを搭載し、DVD再生やテレビの視聴はもちろん、MP3やDivXの再生も可能な多機能。スタイリッシュな外観もあわせ、興味を引かれた人も多いことだろう。
ポータロウシリーズは以前から同梱品が充実しているが、今回も例外ではない。列挙してみると、スピーカー内蔵のクレードル、耳掛け式のヘッドフォン、外付け用アンテナ、外部入出力用のAVケーブル、そしてポーチタイプのキャリングケースと布製ケース。もちろんACアダプタやリモコンもあり、1つ1つ取り出して並べていくと、なんだか“福袋気分”だ。
本体は、クリア仕上げのブラックカラーで、方向キーのシルバーがアクセント。指紋や画面の映り込みが気にならないといえば嘘になるが、同機の場合はデザインを優先して正解だ。また画面の下には操作ボタンが整然と並び、テーブルに置いた時はもちろん、両手で持っても操作しやすい。機能性を伴ったシンプルでスタイリッシュなデザインは、多くの人が好感を持つだろう。
上面には内蔵アンテナと外部アンテナ接続端子があり、側面のスライドスイッチで切り替えて使用する。内蔵アンテナは最後まで引き伸ばすと向きが変更可能。一方の外部アンテナはケーブルが長く(2メートル近い)、また底面に磁石が入っていて設置は容易だ。先端のコネクタ部を外せば、室内のUHFアンテナ端子と接続することもできる。
このほか、本体にはイヤフォン端子やAV入出力端子(付属ケーブル用のミニジャック)、簡易的なスタンドを備えている。このスタンドを引き出すとクレードルがなくても自立できるのだが、気になったのは作りがちょっと華奢であること。引き出そうと力を入れると“たわむ”ため、どうしても慎重になってしまう。もっとも、本体にスピーカーを搭載していないため、立てて使用する場合はクレードルとの組み合わせが中心で簡易スタンドを使うケースは少ないはずだ。
そのクレードルには、AV入出力とドルビーデジタルやDTSのビットストリームを出力できる光デジタル出力を備えており、テレビやAVアンプと組み合わせる場合に便利だ。もちろんACアダプタをクレードルに繋いでおけば本体の充電も可能。また、逆に本体バッテリーでもスピーカーを駆動できるため、クレードルごと持ちあるいて卓上DVDプレーヤーとして活用できるのが嬉しい。
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