ソニーは1月18日、HDV1080i方式デジタルHDビデオカメラ“ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC7」を発表した。2月10日に発売する。価格はオープンで、市場予想価格は15万円前後。
DV規格(720×480ピクセル)の約4.5倍の映像サイズとなるハイビジョン映像(1440×1080ピクセル)が従来のミニDVカセットテープに記録できるHDV1080i方式を採用した家庭用ビデオカメラ。昨年2月に発表した「HDR-HC3」の後継機となる。
1/2.9型の新「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載し、高精細なハイビジョン映像と最大610万画素の静止画記録を実現。従来比約1.5倍の画素数で更にきめ細かなハイビジョン映像表現と、スミアレスで黒つぶれや白トビを抑えた自然な階調表現ができる「CMOSセンサー」の優れた特徴を兼ね備えたという。動画撮影中でも、460万画素(16:9)の静止画を一度の撮影に3枚まで撮影可能。独自の画素配列で1画素あたりの面積を拡大、光をより多く取り込むことで高解像度ながら高感度特性も大幅に向上させた。最低被写体照度は5ルクス。
動画用広色域色空間の国際規格「xvYCC」に準拠した「x.v.Color」に対応。従来のハンディカムに比べて約1.8倍の色域での記録が可能となった。「x.v.Color」対応BDレコーダーや液晶テレビ“BRAVIA”などで再生することで、自然界に存在する物体色に、より忠実な色再現を楽しむことができるという。「「x.v.Color対応は、デジタルビデオカメラとしては世界初」(同社)
ソニーのコンパクトハイビジョンモデルとしてはじめて「光学式手ブレ補正機能(アクティブレンズ方式)」を搭載。内蔵センサーで手ブレを感知すると、レンズそのものが上下左右にシフトし、光軸を曲げることでブレを補正する。サイズは82(幅)×82(高さ)×138(奥行き)ミリ・重さ約550グラム(本体のみ)と手のひらサイズを実現。
本体のインタフェースとしてHDMI端子を搭載。HDMIケーブル(別売り)1本でHDMI端子搭載テレビと接続でき、手軽にハイビジョン映像が楽しめる。
液晶モニターにはタッチパネル対応の2.7インチワイド(21.1万画素)「クリアフォト液晶プラス」を採用。レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」を採用した光学10倍ズームで、焦点距離は5.4-54ミリ(40-400ミリ相当)。
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