カシオ計算機は1月30日、新開発のインナーズームレンズにより、薄型ながら光学7倍ズームを実現したデジカメ“EXILIM Hi-ZOOM”「EX-V7」を発表した。今年初めの「2007 International CES」でリリースしたもの。価格はオープンプライス。店頭では5万円台前半になる見込みだ。
仕様は北米版ほぼ同じ。厚さ25.5ミリの薄型筐体に、741万画素(有効720万画素)の1/2.5型CCDと、非球面レンズを含む9群12枚構成のインナーズームレンズを搭載している。焦点距離は35mmフィルム換算で約38〜266mm。記録メディアとしてSDHC/SDカードを利用できるほか、本体にも11.6Mバイトのフラッシュメモリを内蔵した。
画像処理LSIは「EXLIM エンジン2.0」だ。黒つぶれを押さえる階調コントロールや、空など特定の色域に対して重点的にノイズを除去する機能が加わったほか、退色補正やアングル補正などの処理も高速化。また、ブレ軽減技術が充実している点も特徴の1つで、メカ機構により手ブレ補正を行うCCDシフト方式をはじめ、最大ISO1600の高感度撮影と高速シャッターで手ブレや被写体ブレを軽減する「アンチシェイクDSP」などを搭載している。
動画撮影では、新たに映像コーデックとしてH.264/AVCを採用した。動画サイズは最大848×480ピクセル/30フレーム。ムービー撮影時のブレを防止する「電子式手ブレ補正」も備えた。
外形寸法は、95.5(幅)×59.8(高さ)×25.5(厚さ)ミリ。重量は約149グラム。バッテリーはリチウムイオン充電池で、静止画なら240枚撮影可能。PC向けインタフェースとしてUSB2.0(H-Speed対応)を備えた。
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