リコーは3月5日、デジタルカメラ「Caplio R6」を3月23日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万7000円前後。
「Caplio R5」の後継機種。R5と同様の光学7.1倍(35ミリ換算で28〜200ミリ)広角/高倍率ズームレンズやCCDシフト方式の光学式手ブレ補正機能を引き続き搭載しながらも、厚さをR5の26ミリから20.6ミリ(最薄部)に抑えた。広角28ミリ/光学5倍以上のレンズを搭載したコンパクトデジカメとしては「クラス最薄」(同社)となっている。
撮像素子は1/2.5型 724万画素原色CCD。画像処理エンジン「スムース イメージング エンジンII」の搭載によって、ISO1600での高感度撮影が行えるほか、新たに顔認識機能「フェイスモード」を搭載した。フェイスモードでは被写体がフレーム中心になくとも、最大4名までの顔を認識し、AF/AE/ホワイトバランスを自動的に調節する。
広角端で1センチ/望遠側で25センチまで接近できる「1cmマクロ」と「テレマクロ」、、焦点距離を被写体に最も近くかつ大きく撮影できる位置に自動設定する「ズームマクロ」など、接写に強いR5の特徴的な機能はそのまま継承されている。ななめから撮影した画像を、あたかも正面から撮影したように補正する「ななめ補正」機能も搭載する。
シャッター部分を中心になめらかな曲線を利用したボディデザインもR5に類似しているが、レンズ周りにメタル素材を多用したほか、ストラップホール周辺のデザインも変更され、高級感を演出している。背面液晶はR5の2.5型から2.7型へ大型化された。
1回の撮影で通常画像と縮小画像の2つを同時に記録可能な「デュアルサイズ記録モード」も新たに搭載した。縮小画像は1メガ/VGA/HVGA/QVGAの4サイズから選択可能で、ブログへのアップなどにも便利に利用できる。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | Caplio R6 |
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撮像素子 | 1/2.5インチ 有効724万画素CCD |
レンズ | 手ブレ補正付き光学7.1倍(35ミリ換算 28〜200mm)、デジタルズーム 4.8倍 |
撮影距離 | 30センチ〜∞(マクロ時:1〜∞センチ) |
記録画素数 | 静止画:3072×2304、3072×2048、2592×1944、2048×1536、1280×960、640×480、動画:640×480、320×240、160×120 |
記録形式 | 静止画:JPEG(Exif 2.21)、動画:AVI(Open DML Motion JPEG フォーマット準拠) |
感度設定 | AUTO、AUTO-HI、ISO 64/100/200/400/800/1600 |
背面液晶 | 2.7インチ透過型アモルファスシリコンTFT液晶(約23万画素) |
記録メディア | SDメモリーカード/MMC |
撮影可能枚数 | 約330枚(CIPA基準) |
サイズ | 99.6(幅)×55(高さ)×23.3(奥行き、最薄部20.6)ミリ |
重さ | 約135グラム(本体のみ) |
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