三洋電機は3月27日、“空気で洗う”ドラム式洗濯乾燥機「AQUA」シリーズ新製品として、「AWD-AQ2000」を発表した。エアウォッシュをさらに強化し、新たに革製品やシルクなども除菌・脱臭できるようになった。価格は28万3500円。4月20日に発売する予定だ。
エアウォッシュ機能は、内蔵のオゾン発生器で空気中の酸素(O2)をオゾン(O3)に変え、衣類に噴射する。オゾンには強力な酸化作用があり、細菌の細胞壁を破壊/分解(容菌)。水を使わずに衣類の除菌や脱臭、汚れ(有機物)の分解が行える。
新製品には、強化した「エアウォッシュ・ワイド」を搭載。新開発の高出力オゾン発生器と内部構造の見直しにより、エアウォッシュの運転時間を20分に短縮した。また、エアウォッシュの温度を従来の約60度から約50度に下げたことで、熱に弱い皮製品やシルク製品も“空気で洗う”ことが可能になった。ネクタイやスカーフ、ビジネスシューズなどに対応できる。
さらに、60分間のエアウォッシュ運転を行う「ハイパワーモード」を搭載。「ミートソースやカレーうどんなど、衣類に飛び散りやすい有機物のシミ汚れをオゾンで分解する」という。
すすぎ水をオゾン浄化により再利用する「アクアループ」も強化された。今回はユーザーの要望が多かった「風呂水の浄化」に対応。風呂水吸水ホースの水は、抗菌フィルターで大きなゴミを除去したあと、パイプや貯水タンクの中でオゾン注入。循環させながら除菌・洗浄を行う。これにより、1回の洗濯・乾燥に使う水の量は、約8リットルとなった。
操作部には、所要時間やエラー内容など、ユーザーが知りたいことを大きな文字で表示する「おしえてウィンドウ」を採用。たとえば、エアウォッシュのコースを選択したとき、画面横の「おしえてボタン」を押すと「所要時間20分です」などと文字で教えてくれる。
本体の外形寸法は、636(幅)×695(奥行き)×1209(高さ)ミリ。重量は約82キロ。本体カラーは「シルバーホワイト」と「ロゼブラウン」の2種類を用意する。
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