パナソニックが今月発売した“DIGA”(ディーガ)「DMR-XW51」は、地味ながらも面白いアップデートが加えられたニューモデルだ。DVDドライブや「美画質エンジン」などの基幹部分は従来通りだが、EPGの機能追加やVIERAリンクのver.2など、主にユーザビリティ重視の改善が行われている。先週のインタビューに続き、パナソニック商品企画グループビデオチームの助川学氏に解説していただきながら、各機能を紹介していこう。
まずは外観だが、基本デザインは従来モデル「DMR-XW50」などのスタイルを踏襲している。ただし、「VIERAと色を合わせたいという要望が多かった」(助川氏)ことから、新たにブラックバージョンが仲間入り。ラインアップ上は、1TバイトのHDDを搭載する「DMR-XW51」がブラック、スタンダードモデルの「DMR-XW31」はブラックとシルバーの2色、そしてエントリーモデル「DMR-XP11」はシルバーのみとなっている。どこかのノートPC同様、ブラックは“スペシャル”な位置付けといえそうだ。
チューナーはデジタル3波対応。上位2モデルはダブルチューナーを搭載し、デジタル放送の2番組同時録画に対応している。また出力端子はHDMI/i.Link(TS)/D4/Sビデオ/ビデオ/光デジタル音声を各1系統、2chアナログ音声を2系統装備。最上位機種の「DMR-XW51」のみ1080p出力対応のHDMI端子を搭載した。
入力インタフェースとしては、Sビデオ/ビデオ/2chアナログ音声を2系統備えている。また、XW51にはDV/TS入出力に対応したi.Link端子も用意されているが、Blu-rayレコーダーの「DMR-BW200」同様、前面カバー内の1端子のみ。ほかのi.Link(TS)機器と常時接続しておきたい人には少々不便かもしれない。「背面にi.Link端子が欲しいという要望はありますが、今回はDVカムコーダーとの接続を重視しました」(同氏)。
新DIGAでは、EPGの機能強化が大きなトピックになっている。たとえば、デジタル放送の数多い放送局の中から“お好み”の局だけをチョイスして表示できる「お好み番組表」。番組の検索効率が向上するとともに、設定しておくとチャンネル選択時にもお好みのチャンネルが並ぶようになる。
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