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低価格がうれしい大容量フォトストレージ――飛鳥「Tripper V」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年04月24日 16時56分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

対応フォーマットはJPEGとRAWとMP3とMP4がメイン

 Tripper Vのビューワーとしての機能は、画像・音楽・映像の3つ。

ホームメニューで背面から。右上の円形十字キーとその下に並ぶ5つのキーで操作する。そのシーンで使えるキーは青く点灯する。COPYキーは押すだけで即座にメディアからの吸いあげがはじまる。左下にあるのは電源、アクセス、充電インジケータ

 ホームメニュー(Homeキーを押すとすぐここに戻れるのは便利)には画像ブラウズ用の項目が2つ用意されている。ひとつが「保存データ」、もうひとつは「My Picture」だ。

 パソコン内の画像をTripper Vにコピーしてブラウズしたいときは「My Picture」を、Tipper Vでメディアから転送した画像を見るときは「保存データ」と使い分けるのがいいだろう。

保存データを開くと、吸い上げた日付でフォルダが作られているのがわかる
サムネイル一覧。RAWデータもサムネイル表示されている

 メディアから転送した写真は「保存データ」フォルダの中に「転送した日付.連番」でフォルダが作られ、その中にメディアの内容がそっくりコピーされる。つまり、フォルダを開き、その中のDCIMフォルダ→画像の入っているフォルダと順番に開いて、サムネイル一覧にたどり着くわけである。

画像表示中
OKキーで拡大表示し、十字キーで表示範囲を移動できる。ちょっと拡大すればディテールのチェックもOK
EXIFデータの表示もある程度は可能

 画像はJPEGのほかには各種RAWデータに対応している。RAWデータはキヤノン、ニコン、ペンタックス、オリンパス、富士フイルムとメジャーどころに対応。足りないのはソニー(旧コニカミノルタ)、エプソン、DNG(アドビの提唱するRAWフォーマットでLEICAのM8など対応カメラは増えつつある)くらいか。

 ただ、RAWデータは簡易表示であり、TripperV内で現像をするわけじゃないので、フルサイズ表示はできない。現場で画像チェックをしたいときは、JPEGデータも同時記録(撮影)しておきたい。

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