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» 2007年05月07日 18時40分 公開

レビュー:独自の3層撮像素子を採用したデジタル一眼レフ――シグマ「SD14」 (3/5)

[市原達也,ITmedia]

使えるレンズは同社製のみ

 SD14ではレンズマウントに「シグマSAバヨネットマウント」を採用している。これはシグマオリジナルのマウント形式である。シグマは他社にもレンズを販売しているサードパーティのレンズメーカーであるため、他社のサードパーティレンズメーカーからすればライバルでもあるためか、シグマSAバヨネットマウントのレンズはシグマからしか販売されていない。

 シグマSAバヨネットマウントにはニコンマウントとM42マウントに対応するマウントアダプタが他社から販売されているが、M42マウントは現在販売を終了し、ニコンマウントはSD14のマウント部の形状変更により使用できなくなった。外爪と呼ばれる部分がなくなったのだが、これは現在のシグマ製レンズでは使用していないので、変更によるシグマレンズへの影響はない。

 ニコンレンズが使えなくなったのは残念だが、これはマウント部のシールドをするためでもある。シグマ側で特に宣伝はしていないが、SD14はカメラ内部への水やホコリの侵入を防ぐため、ボタン部やダイヤル部にシーリングを施している。防滴と呼んでも遜色ないほどの造りだが、JISの認可を取っていないのであえて公表していないようだ。これにともない、レンズマウント部にもシーリング用のゴムを取り付けるため、外爪がなくなったようである。

 今回のテストには「17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO」と「MACRO 50mm F2.8 EX DG」、「24-70mm F2.8 EX DG MACRO」を使用した。その中でも高画質だったのが、MACRO 50mm F2.8 EX DGである。単焦点レンズなので解像度が高いのは当然ともいえるが、最大解像度で撮影しても四隅まで色ずれなどもまったくなく、シャープな描写だった。接写に限らず、遠景撮影でも同様の画質なので、標準レンズとしてもおすすめである。

photo 「MACRO 50mm F2.8 EX DG」レンズを取り付けたところ。マクロレンズだが、通常撮影でもシャープな画質である

 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROは幅広い状況で手軽に使えるレンズである。画像を100%以上に拡大して、先ほどのマクロレンズと比較しながら注意深く見ない限り、レンズ性能の違いは分からないかもしれない。大口径の「24-70mm F2.8 EX DG MACRO」と比較してもF5.6以上に絞ればその差は分からなかった。

 そのほかM42レンズ用マウントアダプタを使用してみたが、マニュアルモードなら問題なく撮影できた。

RAW現像ソフトの画質が向上

 SD14に付属するソフトはおもにRAW現像に使用する「SIGMA Photo Pro3」である。このバージョンからRAWデータだけでなく、JPEG形式やTIFF形式などの画像も扱えるようになった。SIGMA Photo Pro3はとても使いやすいソフトで、RAW現像ソフトとしての操作性はすばらしい。

 最初に画像管理ソフトのようなフォルダ内を一覧する画面で画像をクリックすると画像編集画面になる。RAWデータであればこの段階でプレ現像を行って表示する。「オート」という部分をクリックするとソフトがおすすめの編集結果を表示するので、そのまま画像形式を指定して保存するか、編集ウィンドウにある項目を調整して画像を編集する。

photophotophoto SIGMA Photo Pro3の起動直後は画像管理に便利なモード。サムネイルサイズは4段階に変更できる(左)、画像をダブルクリックすると編集画面となる。画面中央の上部にある「オート」をクリックすると自動的に設定が変更されるが、左の設定項目で修整することも可能だ(中)、画像の保存画面では出力サイズやカラースペース、画像形式などを指定する。サイズを変更することも可能だ(右)

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