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夜の顔は魅惑的、「東京タワー 2007」を建設してみる暗くなるまで待って(1/2 ページ)

» 2007年05月18日 18時36分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
photo 「東京タワー」(本物)

 最近、東京タワーが流行っている。「ALWAYS 三丁目の夕日」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」と東京タワーを取り上げた小説や映画が相次いでヒット。ノスタルジックな昭和のイメージと重なり、東京タワー自体も脚光を浴びるようになった。昔は、モスラが繭を作ったり、キングギドラやゴジラに破壊されたりと散々な目にあっていた東京タワーだが、時代が変わると扱いも変わるようだ。

 それはともかく、東京タワーは戦後の日本を代表する建築物であり、また東京のシンボルであり続けている。最近はデジタル放送の送信設備が取り付けられるなど若干の変化はあるものの、オレンジ色のタワーは今も昔も日本人にとって特別な存在だ。

 そんなわけで、自室に東京タワーを建設してみた。

 セガトイズの「東京タワー2007」は、2007年現在のタワーを忠実に再現した500分の1スケールモデルだ。東京タワーのミニチュアモデルとしては過去最大のサイズとなり、高さは66.6センチもある。床に置けば特別展望台が太ももあたりに達する大きさで、眺めるとなかなかの迫力。しかも、各所に配置された20個のLEDがタワーをライトアップしてくれる。

 建設作業はいたって簡単。東京タワー2007は、ほぼ完成品の状態で販売されるため、パッケージからタワーを取り出したら、細長いタワー最上部をはめこむだけ。あとはACアダプタを接続して落成式である。

photophoto 「東京タワー2007」のパッケージ(左)、建設中(右)
photophoto ACアダプタは小型(左)

 日本電波塔の協力のもとで3D化したというタワーは、2007年時点の姿を忠実に再現している。その優美なシルエットはもちろん、2つの展望台、地デジアンテナ、足下の「東京タワー・フットタウンビル」、エレベーター(動かないが、ちゃんとある)などなど……ノッポンも納得の出来だ。

photophotophoto

 残念なのは、鉄塔としての重量感や質感が感じられないこと。明るい場所で眺めると、プラスチックの素材感ばかりが目立つ。むしろ、東京タワー2007が本領を発揮するのは暗くなってからだろう。部屋の灯りを落とし、スイッチを入れると、タワーの表情は一変する。

photo 参考資料:「ノッポン」。東京タワーのオリジナルキャラクター
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