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ひとりひとりにちょうどいい、±0の新作デザイン家電(1/2 ページ)

» 2007年06月06日 17時42分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 6月6日、東京ビッグサイトで国際的なインテリア見本市「インテリア ライフスタイル」が開幕した。今年は昨年を上回る30カ国・601社が参加、展示スペースも2フロアに拡大され、各社は所狭しと自慢のインテリア製品をお披露目している。デザイン家電もその範疇に含まれており、深澤直人氏がデザインプロデューサーをつとめるプラマイゼロ(±0)も新作を展示していた。

photo シンプルなロゴが特徴の±0ブース

 プラマイゼロが新作として展示していたのは、家電から食器までの全12アイテム。“大物”は11月発売予定のセラミックファンヒーター「Heater」だ。リビングはもちろん、デスクの下やキッチンの足元でも利用できる小ぶりな製品で、レッド/ブルー/ディープグリーンの3色を用意する。価格は1万500円。

photophotophoto 「セラミックファンヒーターなので安全でクリーン、スイッチオンから10秒で80度の温風が吹き出すスタートの早さも特徴です」(同社)

 同社製品らしく操作はシンプル。メインスイッチのほかには強(1200ワット)/弱(600ワット)の運転切り替えとタイマー(1時間/3時間/6時間)が用意されるだけ。ボディを真上から見ると滑らかなオーバル(楕円)だが、横から見ると天面は完全な水平になっており、シンプルな造形に柔らかさとシャープさが同居する深澤氏らしいデザインであることがよく分かる。

photophotophoto サイズは300(高さ)×290(幅)×115(奥行き)ミリ。倒れると自動的に運転がストップする安全装置も内蔵

 家電のスタンダードカラーと言えるホワイトやブラックは用意されていないが、これには「みんなが使うモノはクセのない色使い、個人向けとしても使えるモノは好みに応じて選べるカラフルな色使い」というカラーリングポリシーに基づいているためだ。小さめなサイズと相まって、「ひとりひとりにちょうどいい」製品となっている。

 ユニークなデザインで高い人気を保ち続ける加湿器「Humidifier」には、新色「ディープグリーン」「オレンジ」「ブルー」が追加された。中身は昨年10月に発表、販売開始された「Ver.3」と同様で、音と消費電力を抑えた「長時間モード」によって最長18時間の加湿が行える。価格は1万7850円。

photophotophoto 加湿器「Humidifier」の新色「ディープグリーン」(左)、「ブルー」(中)、定番カラーの「ピンク」(右)

 新色3色の追加で、カラーバリエーションは定番色のホワイト/ライトブルー/ピンク/ブラウンとあわせて7色展開となるが、ブルーは限定カラーという位置づけとなっている。オレンジは前モデル(Ver.2)にも用意されていたが、この度、色味を若干変更されて復活した。サイズはいずれも155.5(高さ)×305(幅)×305(厚さ)ミリ。

 必要のない要素を完全に省略し、シンプルさを極めた電卓「Electronic Calculator/M」にも新色の「ブルー」と「レッド」が登場。既に販売されているホワイト/ブラック/イエローとあわせての5色展開となる。

photophotophoto 2サイズ/各5色が用意されれる電卓

 コンセプトはそのままに小型化した「Electronic Calculator/S」が10月より販売開始される。111.6(高さ)×71(幅)×8.6(厚さ)ミリの薄型コンパクトデザインながら、Electronic Calculator/Mと同じく12ケタ表示液晶を備え、定数計算や税計算も可能。カラーもホワイト/ブラック/イエロー/ブルー/レッドの5色を用意する。価格は2625円。

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深澤直人 | ±0


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