ひとりひとりにちょうどいい、±0の新作デザイン家電（2/2 ページ）

[渡邊宏，ITmedia]

　新発表された製品群で最も種類が豊富なのがキッチン用品。食パン専用トースター「Toaster」のほかコーヒー＆ティーメーカー「Coffee ＆ Tea Maker」をはじめ、マグカップ「Mug」、フタ付き容器「Container」、食パン皿「Sliced Bread Dish」といったアイテムが用意される。

　Toasterは「もしかしたら世界一小さい」という（同社）、4〜8枚切りの食パンが1枚だけ焼ける食パン専用トースター。あえて「1枚だけ焼ける」とした機能の絞り込みが、奥行き80ミリというコンパクトサイズと、食卓の2人で交互にパンを焼くといったこれまでにないシーンを創造している。サイズは167（高さ）×223（幅）×80（奥行き）、価格は8400円。

Toaster

　Coffee ＆ Tea Makerはありそうでなかった、フィルターを交換するだけでコーヒーもお茶も作れるサーバー。お茶用のフィルターは穴の位置を工夫することで茶葉の“蒸らし”が行える。Heaterに通じる曲線と直線の交差したシンプルなデザインで、ドリップ用バスケットがデキャンタに収納されるようになっているのも、すっきり感を演出している。

手前にはお茶用、奥はコーヒー用フィルターがセットされている「Coffee ＆ Tea Maker」

　「ユーザーからの要望が多かったこともあり、キッチン用品を充実させることにしました。ですが、ただシンプルなだけではありません。強く主張することはありませんが、細部を見れば、非常に丁寧に作り込まれていることが分かると思います。普通であることの存在感を感じてもらえればうれしいですね」（同社）

ズラリ並んだ新作のキッチン用品（左）、誰がどう見てもマグカップというスタイル。王道のマグカップ「Mug」（右）

0.8リットルのお湯が沸かせる小型の電気ケトル。参考出品としての展示だが「11月ごろには発売できそう」とのこと