録画予約の操作も簡略化された。EPGで目的の番組を選んだら、「決定」ボタン1発で予約が終了。一般的なレコーダーなら録画先(DVD/HDD)や記録モードなどを選択するところだが、あえて設定画面を飛ばし、デフォルトでHDDにストリーム記録する仕様とした。同社では、これを「らくらく一発予約」と呼ぶ。
「記録メディアが(大容量の)HDDのため、もっとも良い画質で残せるモードを標準にすれば良いと判断した。もちろん、詳細設定の画面を呼び出せば、XPやSD画質を選択することも可能だ」(同社)。
ダビング操作も同様のアプローチで簡素化している。「らくらくジャストダビング」は、DVDに残したい番組を選択し、「開始」ボタンを押すだけで、1枚のDVDにぴったりと収めることができる。
「1時間〜2時間の番組をDVDにダビングする場合は、メディアの残量に合わせてレコーダーが『XP』〜『SP』モードを自動選択する仕組み。番組が長くてSPモード以下になる場合は“画質が下がる”旨を知らせるダイアログを表示し、そのままダビングするか、複数のメディアを利用するかをユーザーに決めてもらう」(同社)。
もちろん、前述の「らくらく一発予約」で録画した番組(TS記録)は、ダビング時にエンコード作業が入るため、高速ダビングは行えない。しかし、設定を決め打ちにしたことで、ダビング操作は従来機の7ステップから2ステップにまで少なくなったという。「DVDに残す番組は意外と少ないもの。普段の使い方を考えれば、利便性がアップすることは確実」。
このほか、カメラ付き携帯電話やデジカメから赤外線で画像データを転送できる「IrSS」、電源スタンバイ状態から0.8秒で起動する「一発起動」などを従来モデルから継承した。また、基本操作を図やアニメーションで解説してくれる「おたすけ博士」など初心者向けの機能も搭載している。
外部入力端子は、デジタルダブルチューナー機が2系統、シングルチューナー機は1系統で、いずれもS端子を装備。出力は各モデル共通で、HDMI×1、D4端子×1、S端子×1、コンポジット×1。光デジタル音声出力やi.Link(TS)入出力も備える。外形寸法は、434(幅)×343(奥行き)×68(高さ)ミリ。重量は、約4.9キロ(DV-AC72)〜6キロ(DV-ACW80)。
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