そして、今回紹介するもう1つの製品は、キヤノン初のAVCHDカメラとなった「iVIS HR10」である。同社のHDVカメラ「HV10」「HV20」は、「フルHD CMOS」(1920×1080画素読み出し)や「映像エンジンDIGIC DV II」の搭載により、高いレベルの映像を実現していた分、大いに期待を抱いてしまうに違いない。実際、「HV10」にも同様のテクノロジーが継承されており、さらに、AVCHD(H.264)のハイプロファイルを採用することで、“画像の劣化を最小限に抑えながら、緻密で繊細な映像”を実現したという。
記録メディアに8センチDVDを採用しているため、「HDR-CX7」と比較するとやや大きいものの(特に重さに差を感じる)、それでも、使用時のサイズは幅65×高さ93×奥行き133ミリ、質量約605グラムで、DVDカメラとしては比較的コンパクトに収まっている。しかも、幅や奥行きに関しては、「HDR-CX7」とほぼ変わらないレベルだ。
CMOS"と称するとおり、16:9動画撮影時の有効画素数は207万(1920×1080)
デザインは、「ディスクの円弧をそのまま外観形状に反映する」という、これまでのキヤノン製DVDビデオカメラの基本コンセプトを継承しつつ、より“ふくらみ”を意識させる加工が随所に施されている。また、本体は従来どおり、ツートンのつや消しシルバーで塗り分けられているが、アクセントに入れられたカッパーがシャープな印象だ。
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