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初対面の人や初めて訪れた場所なのに、なぜか懐かしさを覚えるという既視感=デジャヴ。ヒット作を連発するジェリー・ブラッカイマーとトニー・スコット監督が6度目のコンビを組み、この不思議な現象をテーマにしたサスペンス・アクション「デジャヴ」が、8月3日にDVDとBlu-ray Discでリリースされる。価格はDVDが3990円、Blu-ray Discが4935円。
DVDの特典はカーチェイスやカメラワーク、スタント、メイク、特殊効果など舞台裏に迫った9種類のメイキング、トニー・スコット監督の音声解説付き未公開シーン&追加シーン。初回生産のみ、光るホログラム仕様の外箱付き。Blu-ray Discは、DVDの特典にハイライトシーンをつなぎ合わせたムービーショーケースをプラス。初回生産特典はなし。
ニューオリンズ沖でフェリーが爆発し、500人以上の犠牲者を出す。現場に急行したAFT(アメリカの連邦法執行機関、アルコール・タバコ・火器局の略)捜査官のダグ・カーリンは、女性クレアの遺体を見た瞬間、「彼女を知っている」という強烈なデジャヴに襲われる。
捜査を進めるうちに、彼女は爆死と見せかけられ、何者かに殺害されたことが判明。ダグはFBI捜査班に加わり、政府が極秘開発した“タイム・ウィンドウ”と呼ばれる監視システムにたどり着く。それは現在から“4日と6時間前”の映像を自由にどこでも見られるという、画期的な発明品だったのだ。ダグは生前のクレアの家に焦点を合わせ、事件の真相を突き止めようとするが……。
始めは硬派なクライム・サスペンスの顔をして、“タイム・ウィンドウ”が登場した途端にSFへとシフト。さらに斬新なカーチェイス・アクションや、デジャヴが生むラブストーリー的な甘さも絶妙のバランスで配しているところが、この作品の魅力だ。ちなみに“タイム・ウィンドウ”はGoogleマップをかなりバージョンアップさせたようなイメージだが、1度に見ることができるのは1つの場所だけという制限付きで、何を見るかはダグの捜査官としての勘に委ねられている。
主演のデンゼル・ワシントンは、さすがオスカー俳優ならではの重量級の演技をみせるほか、新鋭ポーラ・パットン(ハル・ベリー似)やジム・カヴィーゼルの好演も見逃せない。
監視システムというと、同監督の「エネミー・オブ・アメリカ」(98)が思い出される。当時はまだピンとこなかった監視システムだが、現在では現実味を帯び、本作品はSFとは一概に言い切れない、ある意味、怖い作品となっている。
関連サイト:
http://www.movies.co.jp/dejavu/(公式サイト)
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