リコーは8月28日、コンパクトデジカメ「Caplio R7」を9月14日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円台後半。
広角/マクロに強いことで定評のある「Caplio R」シリーズの最新機種で、3月に発表された「Caplio R6」(レビュー)に続く最新モデル。光学7.1倍のズームレンズ(35ミリ換算28〜200ミリ、F値はF3.3-5.2)はそのまま、CCDを有効815万画素へと高画素化させた(R6は有効724万画素)。厚さは20.6ミリ(最薄部)で、広角28ミリ/光学5倍以上のワイドズームレンズを搭載したコンパクトデジカメとしては「クラス最薄」(同社)となっている。
CCDの高画素化に伴い、画像処理エンジンも「スムース イメージング エンジンIII」へと進化した。高感度撮影時のノイズ発生を強力に抑制するほか、階調/色調補正も改良され、これまで以上に自然な色彩が表現可能となった。最大4人まで認識する顔認識機能や、CCDシフト方式による手ブレ補正、ISO1600の高感度撮影、広角端1センチまで/望遠側25センチまで接近できる強力なマクロ機能などは引き続き搭載する。
メニュー画面を含めた操作性も改良された。メニュー画面は1画面あたりの項目数を増やすことで閲覧性を高めたほか、表示フォントも新フォントに改められた。また、従来機では「押す」のみだった「ADJ.」ボタンは十字キーの機能が追加されており、メニュー項目の選択に利用できるようになった。
撮影後にカメラ内で階調と色調の補正も可能となった。いずれも5段階の調整が行えるほか、再生時のみだが画像を90度回転させることもできる。ズームについてはズーム速度を高速/低速の2段階に切り替え可能。撮影時の状況に応じた設定を施すことで、素早く狙い通りのズームポジションへ移動できる。
ボディデザインはR6を継承するが、カラーバリエーションはR6のシルバー/ブラック/レッドからシルバー/ブラック/オレンジに変更された。ななめから撮影した画像を正面から撮影したように補正する「ななめ補正」や、通常画像と縮小画像の2つを同時に記録可能な「デュアルサイズ記録モード」、最高でVGA/30ffspの撮影が可能な動画撮影機能なども引き続き搭載する。
製品名 | Caplio R7 |
---|---|
撮像素子 | 有効815万画素 1/2.5型原色CCD |
レンズ | 焦点距離 4.6〜33ミリ(35ミリ換算28〜200ミリ)、F値 F3.3-5.2 |
手ブレ補正機能 | CCDシフト方式 |
シャッタースピード | 8〜1/2000秒 |
ISO感度 | AUTO/AUTO-HI/100/200/400/800/1600 |
フォーカス | マルチAF/スポットAF/スナップ/∞/マニュアル |
ホワイトバランス | オート/屋外/曇天/白熱灯/白熱灯2/蛍光灯/手動設定/ホワイトバランスブラケット |
記録メディア | SD/SDHC/MMC、内蔵メモリ(24Mバイト) |
記録形式 | 静止画:JPEG(Exif 2.21)、動画:AVI(Open DML Motion JPEG フォーマット準拠) |
背面液晶 | 2.7インチ透過型アモルファスシリコンTFT液晶 |
サイズ | 99.6(幅)×55(高さ)×20.6(厚さ 最薄部)ミリ、約135グラム(本体のみ) |
撮影可能枚数 | 約300枚(CIPA基準) |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR