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8メガになった“クラス最薄全部入り”、リコー「Caplio R7」

» 2007年08月28日 13時00分 公開
[ITmedia]

 リコーは8月28日、コンパクトデジカメ「Caplio R7」を9月14日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円台後半。

photo 「Caplio R7」

 広角/マクロに強いことで定評のある「Caplio R」シリーズの最新機種で、3月に発表された「Caplio R6」(レビュー)に続く最新モデル。光学7.1倍のズームレンズ(35ミリ換算28〜200ミリ、F値はF3.3-5.2)はそのまま、CCDを有効815万画素へと高画素化させた(R6は有効724万画素)。厚さは20.6ミリ(最薄部)で、広角28ミリ/光学5倍以上のワイドズームレンズを搭載したコンパクトデジカメとしては「クラス最薄」(同社)となっている。

 CCDの高画素化に伴い、画像処理エンジンも「スムース イメージング エンジンIII」へと進化した。高感度撮影時のノイズ発生を強力に抑制するほか、階調/色調補正も改良され、これまで以上に自然な色彩が表現可能となった。最大4人まで認識する顔認識機能や、CCDシフト方式による手ブレ補正、ISO1600の高感度撮影、広角端1センチまで/望遠側25センチまで接近できる強力なマクロ機能などは引き続き搭載する。

 メニュー画面を含めた操作性も改良された。メニュー画面は1画面あたりの項目数を増やすことで閲覧性を高めたほか、表示フォントも新フォントに改められた。また、従来機では「押す」のみだった「ADJ.」ボタンは十字キーの機能が追加されており、メニュー項目の選択に利用できるようになった。

photophotophoto

 撮影後にカメラ内で階調と色調の補正も可能となった。いずれも5段階の調整が行えるほか、再生時のみだが画像を90度回転させることもできる。ズームについてはズーム速度を高速/低速の2段階に切り替え可能。撮影時の状況に応じた設定を施すことで、素早く狙い通りのズームポジションへ移動できる。

 ボディデザインはR6を継承するが、カラーバリエーションはR6のシルバー/ブラック/レッドからシルバー/ブラック/オレンジに変更された。ななめから撮影した画像を正面から撮影したように補正する「ななめ補正」や、通常画像と縮小画像の2つを同時に記録可能な「デュアルサイズ記録モード」、最高でVGA/30ffspの撮影が可能な動画撮影機能なども引き続き搭載する。

photophoto ブラック(左)/オレンジ(右)
製品名 Caplio R7
撮像素子 有効815万画素 1/2.5型原色CCD
レンズ 焦点距離 4.6〜33ミリ(35ミリ換算28〜200ミリ)、F値 F3.3-5.2
手ブレ補正機能 CCDシフト方式
シャッタースピード 8〜1/2000秒
ISO感度 AUTO/AUTO-HI/100/200/400/800/1600
フォーカス マルチAF/スポットAF/スナップ/∞/マニュアル
ホワイトバランス オート/屋外/曇天/白熱灯/白熱灯2/蛍光灯/手動設定/ホワイトバランスブラケット
記録メディア SD/SDHC/MMC、内蔵メモリ(24Mバイト)
記録形式 静止画:JPEG(Exif 2.21)、動画:AVI(Open DML Motion JPEG フォーマット準拠)
背面液晶 2.7インチ透過型アモルファスシリコンTFT液晶
サイズ 99.6(幅)×55(高さ)×20.6(厚さ 最薄部)ミリ、約135グラム(本体のみ)
撮影可能枚数 約300枚(CIPA基準)

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