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» 2007年09月26日 12時57分 公開

PCでガンマカーブを編集:ビクター、D-ILAプロジェクターの新フラグシップ「DLA-HD100」 (1/2)

ビクターはD-ILAプロジェクターの新しいフラグシップ機となる「DLA-HD100」を発表した。新しいD-ILAデバイスとWire-Grid光学エンジンの採用により、ネイティブコントラストで3万:1を実現している。

[芹澤隆徳,ITmedia]
photo 「DLA-HD100」

 日本ビクターは、D-ILAプロジェクターのフラグシップ機として「DLA-HD100」を11月中旬に発売する。今年1月に登場した「DLA-HD1」のリプレースではなく上位機種という位置づけ。価格は84万円で11月中旬に発売する予定だ。

 DLA-HD100は、外観や基本構成はDLA-HD1と共通ながら、画質面を強化したモデルだ。新しい0.7インチD-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)デバイスとWire-Grid光学エンジンの採用により、アイリス(絞り機構)を使わないネイティブコントラストで3万:1を実現。DLA-HD1で定評のあった“リアルな黒”にくわえ、暗部の表現力が向上した。

photophoto 「DLA-HD100」と日本ビクターILA事業グループILAセンター商品企画グループの赤川智人主席

 「素子自体は同じだが、液晶の配光の乱れをなくし、さらに平坦化を進めた。デバイスコントラストは4万:1。Wire-Gridも基本システムは同じながら“良いもの”を使っている」(日本ビクターILA事業グループILAセンター商品企画グループの赤川智人主席)

photophoto HDMI端子の間隔を広げ、太いケーブルを並べて使用できるようにした

 フィルターも新規に設計したもので、従来より赤の色再現領域を拡張した。その効果はDLA-HD1と画面を比較すれば一目瞭然。DLA-HD1では“朱”に寄っていた赤が鮮やかさを増し、どちらかといえば黄色っぽく見えていたフェイストーン(人の肌色)も透明感のある肌色表現に変わった。

 一方、輝度は600ルーメンとDLA-HD1の700ルーメンよりも低い数値だ。その理由について同氏は「光のパワーを色再現にふった」「HD1ユーザーから字幕が明るすぎるという指摘があり、実際の使用環境を考慮して改善した」という2点を挙げている。「とくに人の肌に重きを置いて絵作りを行った。DLA-HD100は、DLA-HD1の画質に満足できなかった人のためのステップアップモデル」

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