バンダイの「電脳超合金タチコマ」は、アニメ「攻殻機動隊」の世界観をうまく生かした超合金だ。USBケーブルでPCに接続。すると、さまざまな「電脳ギミックが発動する」という。
早速、試作機を展示している「第47回全日本模型・ホビーショー」のバンダイブースを訪ねた。
タチコマは、アニメ「攻殻機動隊」に登場する一人乗りの“思考戦車”。コックピット(搭乗用ポッド)もあるがAIによる自律行動がメインで、そのユニークな言動が人気を集めた。
超合金は1/24スケールで、全高9.5センチほど。全体の60%が金属製という立派な“超合金”だ。手にのせるとズシリと重い。また造形は細部まで忠実に再現され、関節もほぼ設定通りに動くという。「超合金魂」ではないが、そのクオリティは非常に高い。
電脳超合金の特徴は、なんといってもPC連携機能だ。バンダイ・ボーイズトイ事業部コレクターズトイチームの上田禎夫氏は、「タチコマは、既に他社から多くの模型が販売されています。最後発として(超合金を)出すからには“決定版”といえるような物にしたかった。そこで考えたのが電脳化です」と話す。
タチコマの後部ハッチにはUSBのミニB端子があり、付属のUSBケーブルでPCに接続できる。タチコマを繋ぐと専用ソフト「タチコマファインダー」が起動し、同時にPCの壁紙やアイコンも強制的に“攻殻仕様”に替わる仕組みだ。たとえば「マイネットワーク」は“並列化中のタチコマ”アイコンに、壁紙は“笑い男”といった具合。なお、壁紙は他にも数種類ある。
「超合金がタチコマファインダーの起動キーになっています。また超合金は単なるキーではなく、タチコマのコンディション情報などをすべて記録していますので、他のPCに接続しても普段のタチコマが起動します」(同氏)。
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