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自分の日常生活が、ある小説家が執筆中のストーリー通りに進むとしたら? しかも結末で自分が死ぬと分かったら……。そんな奇想天外なファンタジー・ドラマ「主人公は僕だった」が、12月19日にDVDとBlu-ray Discでリリースされる。
DVDとBlu-ray Discの特典は共通で、監督とキャストによる音声解説、撮影の舞台裏やキャスト・スタッフが撮影の苦労話を披露するメイキング・ドキュメンタリー集、未公開シーン集を収録。DVD版は3990円、Blu-ray Disc版は4980円。
国税庁の職員としてパッとしない独身生活を送るハロルド(ウィル・フェレル)に、ある日、どこからともなく女性の声が聞こえてくる。歯磨きの最中にも、仕事中でも、就寝中でも、その声は彼の行動をどこかで観察しているかのように、同時進行で解説し始めるのだ。
薄気味悪くなるハロルド。やがて、その声は「死を招くとは知る由もしなかった」と彼が近々、命を落とすことを宣言する。相談を受けた大学教授のヒルバート(ダスティン・ホフマン)は「悲劇的な結末を避けるには、喜劇的な生き方をすればいい」とアドバイス。
ハロルドは自分が本当にやりたかったことを探し始め、子供のころの夢だったギターに挑戦し、愛するケーキ屋の経営者アナ(マギー・ギレンホール)にも告白する。しかし、ひょんなことからストーリーの原作者が誰なのかを知る。彼女は、必ず主人公を殺す悲劇作家のカレン(エマ・トンプソン)だった。
監督は「チョコレート」「ピーターパン」のマーク・フォースター。キャスティングが絶妙で、日本ではなかなかブレイクしないが、アメリカでは超人気のコメディアン俳優、ウィル・フェレルがどこにいでもいるようなフツーの男を好演。ほかにもダスティン・ホフマンは大学教授に、エマ・トンプソンは作家のイメージにぴったり。
ほんの少し踏み出す勇気があれば、人間の運命は変えられるはず…ストーリーは奇想天外だが、テーマは普遍的なもの。最近、少し疲れ気味の人に見てほしい、心温まる人生讃歌。
関連サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/strangerthanfiction/(公式サイト)
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