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» 2007年12月04日 10時49分 公開

Nagaburo Styleリターンズ:お風呂水没でも慌てないぜ――防水ワンセグTV「LVT-WD40」 (2/2)

[渡邊宏,ITmedia]
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photophotophoto 「番組表示」ボタンを押すと、電波や充電池などの状態を示す画面(左)、放送中の番組情報(中)、受信中のチャンネルのEPG情報(右)と切りかわる

 肝心の防水性能だが、本製品は「IPX6/7相当」となっている。IPX6は「いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない」という「耐水性」、IPX7は「定められた条件で水中に没しても内部に水が入らない」という「防浸性」をそれぞれ示しており、同社では本製品の防浸性能について具体的には「水深1メートルで30分間・水に浸かっていても大丈夫」とアナウンスしている。勘違いをしたくないのは、IPX7がIPX6の上位基準ではないことだ。IPX1〜6は水しぶきに対する耐性を、IPX7〜8は浸水に対する耐性を示していることに注意したい。

 ちなみに、耐水性について説明書には「肌に当てて痛みを感じるほどの水流を当てないでください」と記載されている。つまり、水に濡れた手で触ったり、シャワーや蛇口の水しぶきが少々かかるぐらいでは問題ないと言える。キッチンのシンクそばに置いておき、洗い物や料理をしながらニュースをチラ見する――なんて使い方にもピッタリだ。

photo シンクそばでも問題なし

 それでは「本命」の浴室に持ち込んでみよう。

 浴室での利用で気になる点は2つ。ひとつは防水性能、ひとつは浴室という密閉された空間で、ロッドアンテナのみでどれだけ快適な視聴ができるかどうかだ。

 まずは後者から。自宅リビングや都内のオフィスでは快適な視聴が行えたが、浴室へ持ち込んでも同様に問題なくワンセグ放送が楽しめた。筆者の自宅は比較的電波環境のよい都市部なのですべての地域で良好な視聴が行えるかは保証できないが、少なくとも鉄筋5階建てマンションの浴室でも問題はなかった。

 次は防水性能だ。ニュースリリースは「強いシャワーの水が当たっても、浴槽に落としても浸水しない」とされているので、まずはシャワーを当ててみた。

photophoto 壊れないと頭では分かっていても電化製品に水をかけるのはちょっとビクビク(左)、でも問題なし(右)

 さすがにシャワーを浴びせている最中は音はこもりがちになるが、受信そのものには問題なし(シャワーの水音のほうが大きいので、実質的には問題ない)。水がかかった後には液晶表面に水滴が付着してしまうために多少見にくくなってしまうが、さほど乱反射することもなく視聴に影響は出ない。

 浴室で利用する際には浴槽のヘリにおくことになると思われるが、底面の角度からもそうした用途を想定しているようだ。浴室のヘリに本製品を置き、浴槽につかるとちょうど見やすい角度に画面が正対する(卓上で利用するならばもう少し角度が欲しいところだ)。

photophoto 浴槽のヘリに置くとベストポジション(左)、卓上での利用を考えるともう少し角度が欲しい。ちなみにスタンドに置いても画面の角度はほとんど変わらない(本製品の左は受電スタンドに設置したKDDIのワンセグ携帯「W54T」)(右)

 話がそれたが、浴室で本製品がツルッと滑ってしまっても大丈夫。IPX7相当の防浸性を備えていることもあるが、比重が軽く水に浮く仕様になっているため、即座に拾い上げることができる。実際に浴槽へ落としてみたが、プカプカと浮かびながら何事もなかったかのように放送を映しだしていた。

photo 浮く

 ただ、こうした防水性能はあくまでも真水(水道水)を対象に実現されたもので、石けんや洗剤、入浴剤の入った水など対しては保証されないので注意したい。サウナで使う・ドライヤーの温風を当てるなどの高温にさらされる場合も期待される防水性能を発揮できないことがあるので気を付けたい。あと、浴室へ持ち込んだ後はきちんとふいてやろう。ぬれた状態で充電台に置くとショートしてしまう可能性もある。

 本製品はワンセグテレビとしては突出した機能を持たないが、アウトドアやキッチン、浴室で安心して利用できる防水性能を備えており、これからの季節、長風呂のおともに最適だ。

photo 深夜番組は入浴しながらのながら見に最適。極楽である。撮影中にデジカメを水没させそうになったことは秘密だ

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