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長風呂を楽しくする防水型AV機器バイヤーズガイド(1/3 ページ)

» 2005年11月18日 14時47分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 日に日に気温が下がり、夜になると冷え込む日が増えてきた。通勤電車は暑いのに、一歩外に出ると急に肌寒くなり、家に着く頃には冷え切ってしまう。こんな季節には、お風呂にゆっくりとつかって暖まりたいものだ。そして長風呂のお供に、音楽やテレビはいかがだろう? 今回は、長風呂の友“防水型AV機器”を集めてみた。

 その前に、お風呂用AV機器を選ぶための基本情報を一つ。お風呂用機器のニュースでよく目にする「JIS保護等級」とは、JIS(日本工業規格)で定められた防水能力に関する規格「電気機械器具の外郭による保護等級」のことだ。最近では、機器の保護構造を示す“IPコード”表記に切り替わりつつあるが、防水性能に関する基準は保護等級と同じ。たとえば「IPX6」(Xは耐衝撃性などを示す数字が入る部分)と記述されている場合、「JIS保護等級6」に相当する。

保護等級 IP(※1) 種類 内容
JIS 0級 IPX0 無保護のもの
JIS 1級 IPX1 防滴I形 鉛直から落ちてくる水滴によって有害な影響がないもの
JIS 2級 IPX2 防滴II形 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響がないもの
JIS 3級 IPX3 防雨形 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響がないもの
JIS 4級 IPX4 防沫形 いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないもの
JIS 5級 IPX5 防噴流形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響がないもの
JIS 6級 IPX6 耐水形 いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らないもの
JIS 7級 IPX7 防浸形 定められた条件で水中に没しても内部に水が入らないもの
JIS 8級 IPX8 水中形 指定圧力の水中に常時没しても使用できるもの
※1:IPのあとの「X」は耐衝撃性などを示す数字が入る部分。Xの場合は検証していないことを示す

 浴室や屋外での使用を想定したAV機器の場合、大きな水圧がかかる状況は考えにくく、このため事実上JIS 7級(IPX7、防浸形)が民生機の上限になっている。ちなみにJIS 7級の「定められた条件」とは、「機器の最上部が推進15センチより深く、最下部が水面より1メートル深い位置にして30分間放置」というものだ。一般的な湯船の深さを考えれば、誤って底まで沈めてしまっても問題はないことがわかるだろう。

手軽にBGMを楽しむ

 まずは手頃なところで、防水ラジオや防水CDプレーヤーから。一口に防水CDプレーヤーといっても製品の種類は意外と幅広く、単に音楽CDを再生するだけのものから、FMラジオ付き、カラオケ機能付き、そしてMP3/WMAなどの圧縮音楽を再生できる製品まである。たとえば、「ボーカルキャンセル」機能を搭載したツインバードの「うたい放題」は、通常の音楽CDを入れると、ボーカルにあたる音声周波数をカットしながら再生してくれる。浴室の反響でエコーを効かせ、ストレスの発散やカラオケの練習はいかがだろう。

 一方、MP3などの圧縮音源を使う機種は、一枚のCD-Rに音楽CD数枚分の楽曲を入れてお風呂場に持ち込める点が一番のメリット。お風呂場でCDを入れ替えることはできないから、長風呂の人はこちらも検討したい。

松下電器産業

松下、最大22時間再生できる防水型CDラジオ

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松下電器産業が、生活防水仕様のCDラジオ「SL-PH660」を発表。アルカリ乾電池で最大22時間の連続再生が可能。


ツインバード工業

お風呂はカラオケ練習場?――ツインバードの「うたい放題」 top_news060.jpg

お盆休み。友達や親戚が集まれば、カラオケに行く機会が増えることだろう。“でも、普段は仕事が忙しくて練習できない”という人も多いはず。そんな人に勧めなのが、ツインバード工業の防水CDプレーヤー「AV-9159PW」だ。


ツインバード工業

忙しいけどバスタイムは大事――という人のための防水MP3/WMAプレーヤー top_news024.jpg

ツインバード工業の「AV-J179」は、MP3/WMA再生に対応したお風呂用CDプレーヤーだ。パールホワイトのボディに英字のシルク印刷、そして、窓から覗くCDがクールだ。


MP3でたくさんの音楽を持ち込む

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