日に日に気温が下がり、夜になると冷え込む日が増えてきた。通勤電車は暑いのに、一歩外に出ると急に肌寒くなり、家に着く頃には冷え切ってしまう。こんな季節には、お風呂にゆっくりとつかって暖まりたいものだ。そして長風呂のお供に、音楽やテレビはいかがだろう? 今回は、長風呂の友“防水型AV機器”を集めてみた。
その前に、お風呂用AV機器を選ぶための基本情報を一つ。お風呂用機器のニュースでよく目にする「JIS保護等級」とは、JIS(日本工業規格)で定められた防水能力に関する規格「電気機械器具の外郭による保護等級」のことだ。最近では、機器の保護構造を示す“IPコード”表記に切り替わりつつあるが、防水性能に関する基準は保護等級と同じ。たとえば「IPX6」(Xは耐衝撃性などを示す数字が入る部分)と記述されている場合、「JIS保護等級6」に相当する。
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浴室や屋外での使用を想定したAV機器の場合、大きな水圧がかかる状況は考えにくく、このため事実上JIS 7級(IPX7、防浸形)が民生機の上限になっている。ちなみにJIS 7級の「定められた条件」とは、「機器の最上部が推進15センチより深く、最下部が水面より1メートル深い位置にして30分間放置」というものだ。一般的な湯船の深さを考えれば、誤って底まで沈めてしまっても問題はないことがわかるだろう。
まずは手頃なところで、防水ラジオや防水CDプレーヤーから。一口に防水CDプレーヤーといっても製品の種類は意外と幅広く、単に音楽CDを再生するだけのものから、FMラジオ付き、カラオケ機能付き、そしてMP3/WMAなどの圧縮音楽を再生できる製品まである。たとえば、「ボーカルキャンセル」機能を搭載したツインバードの「うたい放題」は、通常の音楽CDを入れると、ボーカルにあたる音声周波数をカットしながら再生してくれる。浴室の反響でエコーを効かせ、ストレスの発散やカラオケの練習はいかがだろう。
一方、MP3などの圧縮音源を使う機種は、一枚のCD-Rに音楽CD数枚分の楽曲を入れてお風呂場に持ち込める点が一番のメリット。お風呂場でCDを入れ替えることはできないから、長風呂の人はこちらも検討したい。
松下電器産業が、生活防水仕様のCDラジオ「SL-PH660」を発表。アルカリ乾電池で最大22時間の連続再生が可能。
お盆休み。友達や親戚が集まれば、カラオケに行く機会が増えることだろう。“でも、普段は仕事が忙しくて練習できない”という人も多いはず。そんな人に勧めなのが、ツインバード工業の防水CDプレーヤー「AV-9159PW」だ。
ツインバード工業の「AV-J179」は、MP3/WMA再生に対応したお風呂用CDプレーヤーだ。パールホワイトのボディに英字のシルク印刷、そして、窓から覗くCDがクールだ。
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