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リーズナブルなお掃除ロボ「FALTIMA 030」はどれだけ“使える”か?レビュー(1/2 ページ)

» 2007年12月18日 01時16分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 掃除が楽しいという人はうらやましい。自分の家なのだから、自分が掃除しないとゴミはたまる一方なのだが、生来がズボラなタチなのか、汚れてきたなぁ……と思いながらも、なかなか腰はあがらない。メイドさんでもお招きできればうれしいが、残念ながらそんな余裕もない。

 そんな日、わが家にお掃除ロボがやってきた。厚手のフリスビーのような彼(?)の名は「FALTIMA 030」。ガイズが12月より販売を開始した、床に置いてスイッチを入れるだけで自動的に掃除をしてくれるお掃除ロボだ。

photo 「FALTIMA 030」

 サイズは340(直径)×100(高さ)ミリ、2.5キロ。お掃除ロボの所以たる、効率的なルートを自動的に選択する「インテリジェント・パス」機能を搭載するためボタン類は非常に少ない。側面の電源スイッチのほかには、上部に「SMALL」「MEDIUM」「LARGE」の3つのボタンが用意されているのみだ。

photophoto 上部の「SMALL」「MEDIUM」「LARGE」ボタン(写真左)、側面には電源スイッチ(写真右)
photophoto バンパーのついている方(向かって右側)が進行方向(写真左)、裏返すとこんな感じ。中央が吸い込み口だ(写真右)

 バッテリー駆動時間は45〜60分。掃除モードには直径約1.5メートルの範囲を約4分間集中的に掃除する「SAMLLモード」、より広範囲を約30分間掃除する「MEDIUMモード」、バッテリーがなくなるまで掃除をし続ける「LARGEモード」の3つが用意されている。モードの選択は本体上部あるいは付属リモコンのボタンで行うが、充電が完了すると自動的にLARGEモードで掃除を行う「オートラン機能」も用意されている。

 本製品には兄弟機の「Lisire 030」も用意されている。掃除に関する基本的な機能は共通しているが、本製品には赤外線で本体と通信を行う「充電ベース」が用意されており、バッテリーが切れそうになると自動的にベースまで移動して充電を行う自動充電機能が搭載されている(Lisire 030はバッテリーが切れたら利用者がACアダプターを接続してやる必要がある)。

photophotophoto 充電ベース(写真左、中)、充電を行う接点部(写真右)。オートランの設定は充電ベースから行うほか、指定した時間にLARGEモードで掃除を開始するタイマー機能も充電ベースから設定できる

 初めて利用する前には、まず充電ベースを設置してバッテリーを充電する。充電ベースは本製品が自走してたどり着けるよう、掃除場所と段差のない場所に設置をしてやる必要がある。電池が切れたら利用者が自ら運んで充電してやるならこの限りではないが、せっかくの上位機種だけにここは設置場所を選ぶべきだろう。

 充電中は本体右側のLEDが青く点滅し、充電が完了すると点滅が常時点灯に切りかわる。初回使用時の充電所要時間は約8〜9時間、次回以降のフル充電までの所要時間は約5時間だ。

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