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第87回 初詣と深夜の関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/4 ページ)

» 2007年12月27日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 また、夜の寺社には夜ならではの雰囲気がある。

いつもの手水舎も夜の明かりでそっと撮ってみると妙にカッコいい

 帰ろうとしたら、舞台で獅子舞が奉納されていたので帰りがけに撮る。これは手ブレしちゃった例。そこでマイナスの補正をかけてホワイトバランスを舞台に合わせて撮ってみた。

手ブレしちゃったので(左)。マイナスの補正をかけてホワイトバランスを舞台に合わせて撮りなおし(右)

 こんな感じ。マイナスの補正をかけるとシャッタースピードがその分速くなるので手ブレは防ぎやすいが被写体ブレはなかなか難しい。

 そこで感度をさらに上げて近距離で挑戦。赤いところや影のところを見るとかなりノイズが乗ってる。やはり暗所で手持ちで撮ろうと思うと、こういうことは避けられない。

ノイズが乗っているので、画像ソフトでちょっと手直し

 画像処理ソフトを使ってモノクロに変換してみた。高感度時のノイズには、偽色ノイズ(本来そこにはない色の点が加わってしまう)と、コントラストノイズ(こちらは色ではなく各点ごとの明るさのばらつき)があるのだが、白黒にすると「偽色ノイズがなくなる」(白黒だから当然だが)分、ノイズの不自然さが減る。

 夜はモノクロで仕上げてみるのも悪くない。

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