このほか基調講演では、WiressHDを利用してハイビジョン動画の伝送とVIERAリンクをワイヤレス化するデモや、ネットワーク連携機能「VIERA CAST」のデモが行われた。

WiressHDのデモ。ミリ波を利用するため障害物による干渉も気になるところだが、坂本氏は自ら「手を振っても干渉しない」ことを示した。またカムコーダを置くだけでテレビに映像を伝送する連携機能も披露している。「これは来年の技術。ブースで見てほしい」(同氏)VIERA CASTでは、Bloomberg NewsやWeather Newsといった情報取得の他、Youtubeの動画を直接テレビで視聴したり、Googleが提供するオンラインアルバム「Picasa Web Album」の画像を参照するといったことが可能になる。「それだけではない。近々登場するワイヤレスLAN対応デジタルカメラなら、ホットスポットからPicasa Web Albumに直接アップできる」という。
最後に「未来のビジョン」として紹介したのは、究極のデジタルハウスと言えそうな“ライフウォール”だ。壁一面が画面になっていて、しかもタッチスクリーン付き。指先で触れるだけで写真を額縁付きの絵画のように表示したり、景色を変えたりとインテリアをカスタマイズできる、いわばバーチャルリビングルーム。もちろん映し出した画面は指先の操作1つで移動可能。壁でチャットやビデオ会議だって行える。
「このようなデジタルハウスが新しい夢を見させてくれます。でも、果たして想像だけの世界でしょうか?」。150インチPDPを披露した直後だけに妙な含みを感じるセリフで、坂本氏は基調講演を締めくくった。
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ゲイツ氏、“本当に”最後のCES基調講演Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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