シャープは1月24日、液晶テレビ「AQUOS」シリーズの新製品として「Eシリーズ」4製品を発表した。チューナー内蔵のスタンダードモデルで、フルハイビジョン&倍速駆動に対応。さらにコントラストや階調表現を向上させる新技術を盛り込んだ。52V型から37V型までの4サイズを3月1日に発売する。
型番 | LC-52EX5 | LC-46EX5 | LC-42EX5 | LC-37EX5 |
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画面サイズ | 52V型 | 46V型 | 42V型 | 37V型 |
解像度 | 1920×1080ピクセル | |||
実売想定価格(※) | 45万円前後 | 40万円前後 | 36万円前後 | 26万円前後 |
発売日 | 3月1日 | |||
コントラストの向上は、バックライトの明るさと液晶の開口率を制御することで実現した。例えば暗いシーンではバックライトの光量を減らしつつ、液晶の開口率を上げて透過する光の量を増やすことで、黒つぶれがなく、奥行き感のある映像を作り出すという。
「液晶パネル自体のコントラスト性能は2000:1だが、バックライトの明るさを制御などにより、暗い部分の明度の変化を表現できるようになった。このためテレビセットとしてのコントラスト比は1万5000:1となる」(同社)。シャープではこれを「テレビコントラスト」と呼び、新しい指標にしたい考えだ。
このほか、人の視覚特性を利用した独自アルゴリズムにより、RGB各色を12bit相当(4096段階)に拡張する12ビットBDE(Bit Depth Expansion」を採用するなど、画質面では「Xシリーズ」に準じた機能を備えている。
一方、Eシリーズだけの新機能として、外光の映り込みを低減する「低映り込みパネル」が挙げられる。これにより、パネル表面の散乱度合い(ヘイズ値)は従来機(46GZ3)比で約1/2となり、室内の蛍光灯などが映り込んで視聴の邪魔になることを防ぐという。
入出力端子は各モデル共通。3系統のHDMI入力をはじめ、2系統のD4映像入力、1系統のS2映像入力、3系統のコンポジット入力、アナログRGB、2つのi.LINKなどを備えた。もちろん「AQUOSファミリンク」をサポートしており、対応する「AQUOSブルーレイ」などと接続して連携動作が行える。
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