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広角25ミリスタートの光学4倍ズームデジカメ、LUMIX「DMC-FX35」

» 2008年01月30日 12時00分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は1月30日、コンパクトデジタルカメラの新製品LUMIX「DMC-FX35」を発表した。2月22日から販売を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は4万円台前半。

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photophoto DMC-FX35は5色を展開。写真は上段左からグロスゴールド、プレシャスシルバー、エクストラブラック、下段左からカクテルピンク、シェルホワイト

 2007年8月に発売した、光学3.6倍ズームのスリムカメラ「DMC-FX33」の後継機種。グロスゴールド/プレシャスシルバー/エクストラブラック/カクテルピンク/シェルホワイトの5色を展開する。

 従来機種の薄型路線を継承しながら、新たに広角25ミリ〜望遠100ミリの光学4倍ズームレンズを採用した。「コンパクト機は“室内撮り”で使われることが多く、(狭い場所でも広い画角が得られる)広角25ミリは大きな魅力になる」(同社)。また、建物や風景の撮影では、奥行き感のある写真撮影ができる。開放F値はF2.8-F5.6。デジタルズーム「EX光学ズーム」は7.1倍にまで対応する。

 撮像素子も高画素化が図られ、従来の1/2.5型・有効810万画素CCDから1/2.33型・有効1010万画素CCDに変更された。画像処理エンジンは、新たに2つのノイズ処理回路を加えることで高感度撮影時のノイズを改善した「ヴィーナスエンジン IV」を搭載。従来の「ヴィーナスエンジン III」と比較して、色ノイズが大幅に抑えられている。

 フルオート機能「おまかせiA(インテリジェント・オート)」は、これまでの「トリプルブレ補正」「顔認識」「自動シーン判別」「クイックAF」に加え、新たに「暗部補正」の要素を追加した。被写体の明暗をエリアごとに検出し部分的にISO感度を調節することで、明暗差の大きい被写体の白飛びや黒つぶれを抑え、人間の記憶色に近い写真に仕上げることができる。そのほか、「デジタル赤目補正」の機能も備えた。

 動画モードでは有効走査線720本のHD映像(30fps)の撮影が可能になっている。

 被写体の動きに応じてISO感度を自動調節する「インテリジェントISO感度」を搭載し、ISO1600〜6400の「新高感度モード」も備えた。液晶モニターのサイズは従来の2.5インチと変わらないが、画素数が20.7万画素から23万画素にアップしている。

 記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとマルチメディアカード(静止画のみ対応)。内蔵メモリは約50Mバイト。リチウムイオンバッテリーで駆動し、撮影可能枚数は290枚。ボディサイズは94.7(幅)×51.9(高さ)×22(奥行き)ミリで、重さは約146グラム(バッテリー、カード含む)。

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