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フルキーボード付きネット端末、“mylo”第2世代機「COM-2」発売つながる幸せ第2弾

» 2008年02月19日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2月19日、パーソナルコミュニケーター“mylo(マイロ)”「COM-2」を3月1日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。前モデルの「COM-1」は同社直販サイトのみでの販売だったが、新製品は各量販店店頭でも販売される。

photo “mylo”「COM-2」

 myloは802.11b/gの無線LAN機能を搭載、インターネットを通じてインスタントメッセージやIP電話、SNSなどさまざまな機能で“つながる”ことができる端末。もちろん、Webブラウザーも搭載しているのでWebサイトの閲覧にも利用できる。

 コンセプトやスライド式のQWERTYキーボードを備えたデザインは前モデルから変更はないが、液晶画面が2.2インチ(解像度320×240ピクセル)から3.5インチ(解像度800×480)と大型化したほか、外観はより鋭角的なものへ変更された。組み込み機器用Flashプレーヤー「Flash Lite 3」を搭載することでYouTubeの再生も可能となった。

photophoto カラーはブラックとホワイトの2色。スライド式キーボードを備える

 各種Webサービスへのショートカットとして機能する「mylo Widget」も新搭載。ワンアクションでSNS(Mixi)、Web検索(Google)、動画共有(YouTube)、地図情報(ペタマップ)、インスタントメッセージ/VoIPの機能が利用できる。これらのアプリケーションはメニューからも選択可能だ。

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 Webブラウザ経由でRSSフィードを取得し、オフラインで閲覧する機能も備えた(ポッドキャストのダウンロードも可能)。液晶画面の大型化に伴い、必要に応じて画面が左右に分割されるほか、画面上にはGmailへ新着メールがあるとアイコンが表示されるなど細かな部分にも改良が施されている。

 撮影した画像をそのままSNSやブログへアップできるデジカメ機能も新搭載した。撮像素子の画素数は1.3メガで、撮影画像サイズは1280×1024。5段階のデジタルズームやマクロ機能も搭載する。

 メディアプレーヤーとしての機能も強化されている。AAC/MP3/WMA/ATRACの音楽ファイル、WMV/MPEG-4の動画ファイル、JPEG/BMP/PNGの静止画ファイルが再生・表示可能だ。各種メディアファイルは内蔵する1Gバイトメモリのほか、メモリースティックスロットを利用してメモリースティックPROデュオ/デュオへ保存できる。

 無線LAN接続については、出荷時に「HOTSPOT」「BBモバイルポイント」への自動接続(初回接続のみは初期設定が必要)が設定されているほか、「HOTSPOT」については1年間無料接続権が付属する。また、後日には「フレッツスポット」への自動接続に対応するアップデートも行われる予定となっている。

 後日のアップデートによって、各種の機能追加・強化が行われるのがすでに決定しているのも特徴。フレッツスポットへの自動接続機能のほか、バッファローの「AOSS」、動画撮影機能、ソニーの音楽SNS「PLAYLOG」と連係機能などが提供される予定となっている。

photophoto 別売のカラージャケット装着時

 本体サイズは130.8(幅)×20.7(高さ)×64.6(奥行き)ミリ、約193グラム。オプションとして、装着するだけで雰囲気を変えられる4色(ローズ/オリーブ/サファイヤ/プラチナ)のカラージャケット、本革キャリングケース、充電用クレードル、液晶保護シート、バッテリーチャージャーキットなどが用意される。

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