バンダイは2月27日、昆虫型ロボットトイ「HEX BUG」に2つの新色を追加すると発表した。
新色のテーマは「リアル&クール」。既存モデルの中でも人気の高い「BUG CHARLIE」(ブルー)をベースに、ロボットのメカニカルなイメージに合わせたクールなシルバーと、動きのモチーフになった昆虫を彷彿とさせるリアルなブラックで塗装した。
HEX BUGは、米Innovation First(イノベーション・ファースト)が開発した手のひらサイズの昆虫型ロボットだ。1個のマイクロモーターで駆動するシンプルな構造ながら、昆虫ライクな6足歩行が可能。またマイクセンサーと触覚センサーを備え、壁にぶつかりそうになったり、大きな音を感じとると反転して逃げ出す。そのリアルな動きとインパクトのあるビジュアルで主に30代男性の心をつかみ、昨年9月の発売から2カ月間で10万匹を出荷するヒット商品になった。
バンダイ、プレイトイ事業部コミュニケーショントイチームで「HEX BUG」シリーズの商品企画を担当する近藤創氏は、今回の新色について「Webによる消費者調査で、もっとも多くの男性が“欲しい”と回答したカラーリング。米国では発売されていない、日本オリジナルカラーです」と説明する。
「HEX BUGのリアルな動きは、ゴキブリをモチーフにしたもの。ブラックでは、それを連想させるリアルなイメージを追求してみました。企画はバンダイ、塗装はInnovation Firstで行っています」。当初は“動きのモチーフになった昆虫”について多くを語らなかったInnovation First側も、日本で話題になっていると知り 開き直った 認識を改めた様子だ。
ただし、色の選定は必ずしも容易ではなかったという。「正直、今回の新色は“ネタ”です。それでも、さすがに焦げ茶色にはできなかった……」(近藤氏)。踏みとどまってくれて幸いだ。
「HEX BUG BLACK」と「HEX BUG SILVER」は、3月15日に発売される予定。価格は既存モデルと同じ1995円だ。
なお、バンダイの商品サイトでは、HEX BUGの動きを確認できる動画を掲載している。「今回はリアリティを追求して“集団”にしてみました。ヤツらがカサコソ動き回る様子を動画でチェックしてください」(近藤氏)。
お好きな方に限り、是非どうぞ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR