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もっと光を! 植物育成LEDスタンド「MY PLANT」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第25回(2/2 ページ)

» 2008年03月18日 11時49分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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タイマー設定は超簡単

photo 操作パネルでタイマー設定が可能

 使い方は、まずランプの光が植物の葉に当たるように角度を調節する。ランプと葉との間は10〜40センチくらいで、植物の種類によって調整するといいだろう。あとは「入/切」キーを押して電源を入れて、「選択」キーでタイマーのモードを選ぶ。モードの種類は「10h(冬)」「12h(春秋)」「14h(夏)」「連続」の4種類で、例えば「10h」を選択すると、選択した時点から照射を開始して10時間後に自動的に消灯する。そしてその後、14時間後にまた10時間の照射を開始する。1回ボタンを押すだけのシンプルなタイマーで、毎日定期的な時間帯に照射を開始するように設定できるので便利だ。これなら子どもからお年寄りまで簡単に使いこなせるだろう。

 点灯させてみると、LEDの光はかなり輝度が高く、暗い中で光らせると白い壁紙が赤色に染まってかなりアヤしい雰囲気となる。まあ夜に使うものではないので問題はないと思うが、この光が夜中に外に漏れたらちょっと不審に思われるかもしれない。光がけっこう強力なので、植物にあまり近付け過ぎるのも問題があるようだ。植物の種類によっては、葉が白くなったり褐色になったりする「葉焼け」という症状が出る恐れもあるそうなので注意しよう。

photophoto アームの先端には12個のLEDライトが付いている(左)。LEDを点灯させたところ(右)

効果は確かにあり

 実際にどれくらい効果があるのか検証してみた。同じ鉢植えを2つ買ってきて、片方には「MY PLANT」を照射させて、片方は通常のように部屋の蛍光灯や窓から差し込んでくる太陽光だけで栽培した。もちろん水をやる頻度などは同じに揃えている。

 2週間ほど経過したところ、「MY PLANT」を当てていた方は葉の色などはとくに変わらず緑のままだったが、当てなかった方は葉がうっすらと黄ばんでいた。その差はわずかだが、違いは確実に見られた。一方で、鉢植えのほかに花瓶に挿した切り花にも当てて試してみたが、こちらはあまり差が出ず、1週間ほどで「MY PLANT」を当てた方も当てない方も、両方とも萎れてしまった。短期間ではほとんど効果は感じられず、鉢植えなどをじっくり育てる用途の方が向いているようだ。

photo 左が「MY PLANT」を照射したもので、右が通常栽培

 ちなみに同梱している説明書やインターネットの通販サイトには、もっと長期の実験結果が載っている。ハイビスカスを通常育成したものと「MY PLANT」を当てたもので比べたところ、約2カ月で通常育成した方は枯れてしまったが、「MY PLANT」を当てた方は健康な状態を維持していたという結果になった。これが本当だとしたらけっこうスゴイ威力だ。

 植物を育ててみたいが、日当たりの悪さに悩んでいる人にはぜひオススメしたい。また、一人暮らしの人で、昼間は防犯のために窓のカーテンを閉めっぱなしにしている人なども、「MY PLANT」を使えば植物に定期的に光をしっかり当ててやれる。この商品を利用して、緑に溢れた部屋にしてみてはいかがだろうか?

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