サラウンド機能に関しては、Dolby Pro Logic II、Dolby Digital、DTS、AACという4フォーマットに対応。サラウンド、もしくはステレオの音声を、ムービー/ミュージック/ステレオ/ニュースという4モードを切り替えて楽しむという、シンプルな操作方法となっている。詳細なカスタマイズはできないが、そのぶん誰でも簡単に操作が行えるようになっている。こういった製品には、重要なポイントだ。このほか、小さな音量でサラウンドを楽しめる「ナイトモード」や、低音をさらに増強させる重低音機能も搭載されている。
実際の設置は拍子抜けするくらい簡単だった。5.1キロという重さはテレビ台へはもちろん、壁掛けさえも1人で可能。まさに手軽さを絵に描いたように製品だ。
いっぽうの配線もシンプルでラクチン。テレビと今回プレーヤーとして使用したPS3とを光デジタルケーブルで接続するだけで終わり。あとはテレビとプレイステーション3をHDMI端子で繋ぐだけ。AVに詳しくない人でも、まず迷うことはないだろう。
付属品として、22ミリ高さを上げられる「フット」が付属しているのもポイント。これを利用することで、フラットディスプレイをスタンドで使用している(同じ高さに置く)場合はフットなし、1段下のトレーに置く場合はフットを付けてという具合に、設置場所の自由度もさらに高まるはずだ。
事前の音響設定に関しては、部屋のサイズを指定するだけでいい。6畳、10畳、15畳の3タイプから選択する。こちらも迷うことはない。
実際に操作を始めると、リモコンの便利さを実感する。他社製品がテレビやプレーヤーなどを操作できるボタンを用意しているなか、あくまでもスピーカーの操作だけに専念。サラウンドの切り替えと「ナイトモード」「重低音」のオン/オフ、そして各種設定と必要最低限のシンプルなレイアウトのうえ表示も日本語なので、操作に迷うことはいっさいなかった。幅広いユーザーを想定した、上手な作りだ。
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